• 峯田和伸の好きなアニメとは!? 新作『Sonny Boy』主題歌インタビュー
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2021.07.15

峯田和伸の好きなアニメとは!? 新作『Sonny Boy』主題歌インタビュー

夏目真悟(左)と峯田和伸(右)

7月15日よりTOKYO MXほかにて放送が開始される新作オリジナルアニメ『Sonny Boy』。
突如異次元を漂流しはじめた中学校と、そこに取り残され、超能力に目覚めた36人の中学生のサバイバルを描く、SF青春群像劇だ。
『ワンパンマン』で知られる夏目真悟が監督・脚本、キャラクター原案を漫画家・イラストレーターの江口寿史が手掛けていることでも話題となっている。
そして、夏目監督の願いに応えて本作の主題歌『少年少女』を書き下ろしたのは、銀杏BOYZの峯田和伸だ。
思春期の少年少女の謎めいたストーリーを彩る、銀杏BOYZのサウンド。
この理想的な出会いはどのように生まれたのか? そして、峯田の意外な(?)アニメ愛とは?
放送開始を記念して夏目真悟監督と峯田和伸の対談をお届けしよう。


>>>【画像】『Sonny Boy』の場面カットを見る(写真10点)

夏目真悟
なつめ・しんご/アニメーター、アニメーション監督。『スペース☆ダンディ』、『ワンパンマン』、『ACCA13区監察課』、『ブギーポップは笑わない』などを監督。

峯田和伸(銀杏BOYZ)
みねた・かずのぶ/2003年に銀杏BOYZを結成し、ボーカル/ギターを担当。2014年以降はソロで銀杏BOYZを名乗る。俳優としても数多くの映画、テレビドラマなどに出演。

好きなものを詰め込んだオリジナル作品

ーー公式HPのコメントで夏目監督は本作に「好きなものを詰め込んだ」と述べていますが、どんなものが詰め込まれているのでしょうか?

夏目 『十五少年漂流記』などの冒険小説や、楳図かずおさんの『漂流教室』のようなSFが、物心ついた頃からずっと好きで、オリジナルを作るならそのジャンルしかないだろう、と。
なおかつ、主人公たちは中学生、多感な時期の子供たちを描きたいと思いました。好きだった漫画やアニメでもやはり、その世代の子供たちが描かれていたので。
それから、キャラクター原案の江口寿史さんもずっと好きでしたし、アニメーションのキャラクターデザインの久貝(典史)くんも、ずっと好きで一緒に仕事をしてきた人です。
他の作画スタッフさんも、自分が「この人と一緒に好きなことやりたい」と思う人を集めていますし、音響監督のはた(しょう二)さんや、背景を手描きのスタジオパブロさんにお願いしたのも、基本的には自分が好きだからです。かなりわがままを聞いていただきました。

——そして、主題歌を峯田さんにお願いするのも、夏目監督の切望だったとか。

夏目 企画をまっさらな状態から、最初はやはり右も左もわからなく作っていくのですが、自分の好きなことなら得意だし、熱を持ってできるということで、オリジナルなら自分の好きなことを突き詰めていく企画にしたいなと考えて。
じゃあ音楽はどうするのとなったときに、やっぱり自分がいちばん聴いてきて、いちばん好きな銀杏BOYZ、峯田さんに曲をお願いするのが必然という感じでお願いしました。

——銀杏BOYZのファンでいらっしゃったわけですね。

夏目 いえ、たくさんファンがいらっしゃるので、ちょっとその、申し訳ないですが……はい、ファンです(笑)。9割くらいは断られると思っていたのですが、引き受けていただけると聞いて、なおかつかなり前向きに取り組んでいただけて、すごく嬉しかったですね。

ーー峯田さんは、主題歌の依頼を受けてどんなお気持ちでしたか。

峯田 最高ですね、嬉しかったです。アニメの主題歌ははじめてですが、いつかそういうお話が来たらやりたいなっていう気持ちはありましたし、台本とかも読ませていただいて、すごく面白かったんで。
こういう作品で主題歌を作るというのは、音楽をやっていてなかなか体験できることではないから、本当に興奮しました。

ーー台本を読んで惹かれるところが?

峯田 ありました。プロットって言うんですか? 最初の企画を読ませてもらったら中学生たちの話で、学校が舞台で、SF的なことが起こって……読んでいて「不思議だ」「何だコレは?」と感じられたのがよかったんです。敵が現れるでもなく、わかりやすい恋とかになるわけでもなく、あの時期特有の少年少女たちに起こる、特殊な空間でのお話。
もともとSFの映画や小説が好きですし、僕の好きな要素がちりばめられていたので、曲のイメージもしやすかったです。

ーー曲に関して「こんな曲がほしい」といった注文は?

峯田 特になかったですね。90秒の曲にするというフォーマットと、「今の銀杏BOYZでお願いします」という要望がひとつあっただけで。なので、自分が台本だったり、絵コンテだったりを見て、膨らませて、「これかな」と自由に作らせてもらいました。
90秒にしなきゃいけないということで「この展開はいらないか」とか、そういう作業はありましたけど、そっちのほうがスッキリして、今回の作品に合ったいい曲ができました。

ーー夏目監督が「今の銀杏BOYZの音で」とお願いを?

夏目 そうですね、峯田さんご自身が今のこの時代において、資料を読んで感じ取ったものをそのまま出していただけたら、それがこの作品のテーマ曲なのだろうなと思っていたので。

(C)Sonny Boy committee

アニメージュプラス編集部