• 【ネタバレあり!】『銀英伝』4thシーズン「策謀」初日舞台挨拶レポ
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2022.10.09

【ネタバレあり!】『銀英伝』4thシーズン「策謀」初日舞台挨拶レポ

(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会

2022年9月30日より上映中の『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』第一章。本作の上映を記念し、9月30日(金)に新宿ピカデリーにて、多田俊介監督と磯部真彩プロデューサーが登壇した舞台挨拶付き第一章完成披露上映が行われた。
さらに、帝国・同盟・フェザーン三勢力の緊張状態が描かれる第二章の予告映像があわせて解禁!

『銀河英雄伝説』は、遙か未来の宇宙を舞台にしたSF小説。田中芳樹の代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、本伝10巻、外伝5巻の大長篇小説として、累計1500万部のセールスを記録。今なお増刷が続いている。
1988年からはアニメシリーズが展開され、さらに多くのファンを獲得した。

2018年4月、Production I.Gが改めて新作アニメーションとして、ビジュアルが進化を遂げた『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(全12話)を制作。その2ndシーズンとなる「星乱」(13話〜24話)も2019年に映画館でイベント上映され、新たな声優陣、最新の技術での艦隊戦、新たな解釈で描かれた本作は、銀河英雄伝説ファンのみならず、幅広いアニメファンに話題となった。

シリーズ作品としては、2020年4月にOP、EDを新たに全24話をNHK Eテレにて放送。2022年3月~6月には、サードシーズン「激突」(25~36話)が映画館にてイベント上映され、フォースシーズン「策謀」は全三章を2022年9月から3カ月連続上映となる。

現在、大好評上映中の『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』第一章。上映初日の9月30日(金)には、新宿ピカデリーで「『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』第一章初日舞台挨拶付き上映会」が開催。多田俊介監督と、磯部真彩アニメーションプロデューサー(Production I.G)が登壇し、こだわりのつまった注目ポイントや制作秘話などが明かされた。

第一章の上映後、MCの紹介に続いて登壇した多田監督と磯部プロデューサー。ついに上映初日を迎えた心境について語った後、作中のカットをスクリーンに映しながら、『策謀』第一章のネタバレも有りで内容に深く踏み込んだトークを展開していく。

※以下、本作ネタバレあり!

多田監督が最初に挙げた見どころは、第37話でケンプの首席副官ルビッチが、ガイエスブルク要塞の中央司令室の椅子をセッティングしているシーン。ここでのこだわりは、細かな椅子の描写の変化だ。

多田 ケンプがガイエスブルク要塞を体当たりさせるとき、自ら要塞を制御するのですが、(ケンプが座る)中央司令室の椅子のデザインがこの話数から少し変わっているんですよ。AIとかのコンピュータの制御ではなく、操縦できるようにシステムを組み替えている場面なんです。周りのオペレーターも退去して、雰囲気自体も変わっているから、別の場所と思われないように、この場で補足の説明をさせてもらいました。

磯部プロデューサーが選んだのは、同じく第37話、ケンプがワルキューレを操縦し、地上で見守る家族に敬礼をするシーン。

磯部 監督からコンテが上がってきたときに、まず空を仰いだのですが、その後も制作が進む度に、涙を堪えるような気持ちになりました。あと、別の視点でも言うと、ワルキューレの中が見られるのは珍しいです。

多田 原作に帝国のパイロットキャラクターが出てこないので、原作準拠でやっているとコクピットの描写をする機会が無いんです。だから、デザイナーにも『ワルキューレのコクピットは出ないかもしれないよ』と言っていたのですが、僕がこんなコンテを描いたものだから、急遽、『ごめんなさい』と言ってデザインをお願いしました(笑)

そして、メカデザインの竹内敦志さんが、ワルキューレのコクピットとケンプの着ているパイロットスーツをデザインしたそう。ちなみに、ケンプの乗っているワルキューレの機体の色が通常と異なるのは、デザインした竹内さんのこだわりで「ケンプスペシャル」のカラーリングということだ。

>>>イベントの様子、第二章予告映像場面カットを見る(写真16点)

(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会

アニメージュプラス編集部

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