• 小野大輔の最新ミニアルバムは人との縁、声と楽曲の「繋がり」に注目!
  • 小野大輔の最新ミニアルバムは人との縁、声と楽曲の「繋がり」に注目!
2022.10.18

小野大輔の最新ミニアルバムは人との縁、声と楽曲の「繋がり」に注目!

ミニアルバム『Sounds of Love』をリリースする小野大輔さん


──『Sounds of Love』に続く2曲目は、同じくゴスペラーズの村上てつやさんが作詞・作曲を手掛けた『DING DONG』ですね。

小野 実はゴスペラーズの皆さんが楽曲を作ってくださっていたのですが、全曲採用させていただくことは難しくて……そんな中、2曲目の『DING DONG』はサウンドチームから「小野さんに歌ってほしい」という要望があって収録が決まりました。
胸の高鳴りを表現する「DING DONG」のフレーズが最初に耳に飛び込んできて、イントロからサビまで曲の全てにゴスペラーズ感があふれています。歌詞の内容は「バックミラーに映ってる愛しい人」のイメージ。朗読もそこに合わせていただいています。ピュアだけど落ち着いてる大人の恋を描いているところがすごく気に入っています。
レコーディングでは “村上てつや” らしさを意識しつつ、何度もテイクを重ねながら自分の声の表現に落とし込んでいきました。

──3曲目の『また会う時は』は上田麗奈さんとのコラボとなっています。

小野 上田くんとは以前からいろんな作品で一緒になることが多くて、「いつか一緒に何かできたらいいね」と話をしていたんです。現場ですれ違う短い時間に少し話しをして「またね」って別れることを繰り返していた時に、ふと「この関係性をむしろ歌にできたらいいんじゃないか」と思いつきまして、このシチュエーションを作詞・作曲・編曲のコトリンゴさんにお話しして、それを元に曲を作ってもらいました。

ファンタジックな曲調で、朗読のモチーフも「鏡のような湖面に映る月」というこの曲にピタリと合うような内容になっています。レコーディングは上田くんと一緒に録ったんですけど、ハモリの時に相手の声を聴きすぎると自分の旋律がブレていってしまうんですよね。「相手に寄り添いすぎず、でも気持ちは同じでいることが大切」という、この楽曲に込められた思いをリアルに体験しながらのレコーディングとなりました。

──『SUPER SHOCK』は、羽多野渉さんと競い合うように歌う攻撃的な曲です。

小野 羽多野くんのことは、デビューの時期が僕とほとんど同じということもあって、ライバルだと思っているんです。それと同時に「羽多野くん」「小野さん」と呼び合ってはいますが、近いものを感じる兄弟みたいな関係でもあります。お互いに歌の世界を演じるタイプなので、自分たちからかけ離れた曲にしようと思いました。優しくて穏やかな感じではなく、アグレッシブかつ攻撃的な激しい楽曲を作っていただきました。
朗読のモチーフも鏡に映るように向かい合う「ライバル」ですね。ライバル同士がしのぎを削りながらお互いに切磋琢磨していく……そんな姿を表現するために、レコーディングは同じブースに交互に入って、全身全霊を込めて歌で殴り合うようなイメージで臨みました。

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事