• 小野大輔が「今だからこそ歌うことに意味がある」と感じた理由
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2021.11.03

小野大輔が「今だからこそ歌うことに意味がある」と感じた理由

ONO DAISUKE LIVE 2021: A SPACE ODYSSEY

小野大輔さんのライブ『ONO DAISUKE LIVE 2021: A SPACE ODYSSEY』のBlu−rayが好評発売中! 壮大な宇宙を舞台に、全力のパフォーマンスでみんなを笑顔にしてくれた公演を振り返っていただきました。さらに、12月に開催の『おれパラ2021』についても意気込みを語ってくれました。

【Voice Feature:11 小野大輔】

――今年3月に開催された『ONO DAISUKE LIVE 2021: A SPACE ODYSSEY』を改めて振り返って、印象に残っていることなどをお伺いできますか?

小野 今年の春先の出来事なのに、すごく昔にライブをやったような感じがしています。『A SPACE ODYSSEY』は東京公演の2日間がむちゃくちゃ楽しかったという思いもあるんですけど、振り返ってまず一番に思い出されるのは、大阪公演が中止になったこと。じつは公演を開催するか否か、最終決定の段階で僕の意思を聞いてくれて。僕はその時に「やらないほうがいいと思います」とお返事したんです。このライブに向けてものすごく長い時間をかけて準備をしてきたし、お客さんはもちろん、ライブを作るチームのみんなも楽しみにしてくれていたのをとてもよく分かっていたのですごく苦しかった。このライブを思い返した時に、それが一番つらくて一番心に残っていることですね。

――大きな決断をご自身でされたんですね。

小野 そうですね。でも演者の気持ちを一番に考えてくれてありがたかったですし、今思えばあれが正解だったと思っています。その分、3月27、28日の公演には全てをかけました。今回は渡辺拓也さんをバンドマスターにお迎えできたことが大きくて。渡辺拓也さんを中心に集まったバンドメンバー「ロケットマンブラザーズ」がすごくいい雰囲気を作ってくれたし、ホーン隊の「ホーンD」とお馴染みのダンスチームの「チームD」もいて……みんながあの2日間で完全燃焼して、終わった後に「またやりましょう」って言ってくれたのが嬉しかったですね。すごくかけがえのない仲間ができたなと。この仲間と一緒にまたライブをやりたいな……そんなことを思いました。

――公演のセットリストを組んだ時に意識されたことがあれば教えてください。

小野 今回は2020年10月に発売したミニアルバム『STARGAZER』を元にライブを作るということで、音楽チームから「『A SPACE ODYSSEY』で行きましょう」と提案がありました。往年の名作『2001年宇宙の旅』のオマージュですね。僕も学生時代に観て衝撃を受けた映画ですし、『2021年宇宙の旅』いいねと。なので、まず宇宙モチーフの曲を集めようと思いました。「宇宙の旅」が銀河系を巡る縦軸だとしたら、もう一つの軸としてあるのが「時間の旅」ですよね。『STARGAZER』に収録されている『Hello』は未来の自分へ語りかけるトラックなので、これまで歩んできた道のりを表す楽曲からこれから先の未来を作っていく楽曲へと、時間の旅をするようなセットリストが作れるんじゃないかとスタッフのみんなと話し合いました。

メドレーコーナーの1日目は、初期の頃からずっと支えてくれた渡辺拓也さんの楽曲。2日目は『Doors』で始まるんですが、僕の1stライブ『Unlimited Door』の時に作った楽曲で、これは未来を象徴しているんですよね。この2日間で10年以上に渡る自分の音楽活動を総ざらいできるような……過去を顧みて懐かしむだけじゃなくて、それを抱えて未来に行こうというメッセージ性を込めたセットリストになったんじゃないかなと思います。

――ライブは様々な演出がありましたが、今回コロナ禍での開催だったので、制限されたことや新たに盛り込めたことがあれば教えてください。

小野 まず「客席から声をいただけない」という制約がありました。年末の『おれパラ』ではライブパフォーマンスの真ん中にある重要な要素です。でもよく考えたら僕のソロ楽曲にはお客さんから声をもらうものって少ないんですよね。みんなで一緒にというよりは、みんなを圧倒するエンタメを、今までソロではお届けしてきたわけです。じゃあ今までどおりで良いじゃないかと(笑)。

アニメージュプラス編集部