• 『銀英伝』4thシーズン第三章初日舞台挨拶レポ&特別映像が到着!
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2022.12.08

『銀英伝』4thシーズン第三章初日舞台挨拶レポ&特別映像が到着!

(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会

2022年11月25日(金)より上映中の『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』第三章。本作の上映を記念し、11月25日(金)に新宿ピカデリーにて、多田俊介監督と磯部真彩プロデューサーが登壇した第三章初日舞台挨拶付き上映会が行われた。さらに、帝国軍の諸将が勢揃い、大迫力の第三章本編映像が特別解禁となった。

『銀河英雄伝説』は、遙か未来の宇宙を舞台にしたSF小説。田中芳樹の代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、本伝10巻、外伝5巻の大長篇小説として、累計1500万部のセールスを記録。今なお増刷が続いている。
1988年からはアニメシリーズが展開され、さらに多くのファンを獲得した。

2018年4月、Production I.Gが改めて新作アニメーションとして、ビジュアルが進化を遂げた『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(全12話)を制作。その2ndシーズンとなる「星乱」(13話〜24話)も2019年に映画館でイベント上映され、新たな声優陣、最新の技術での艦隊戦、新たな解釈で描かれた本作は、銀河英雄伝説ファンのみならず、幅広いアニメファンに話題となった。

シリーズ作品としては、2020年4月にOP、EDを新たに全24話をNHK Eテレにて放送。2022年3月~6月には、サードシーズン「激突」(25~36話)が映画館にてイベント上映され、フォースシーズン「策謀」は全三章を2022年9月から3カ月連続上映となる。

そして、11月25日(金)から全国47都道府県の劇場で3週間限定上映がスタートしている『銀河英雄伝説Die Neue These 策謀』第三章。上映初日の夜には新宿ピカデリーで初日舞台挨拶が開され、本編の上映後に登壇した多田俊介監督と磯部真彩プロデューサー(Production I.G)が、細部までこだわり抜いた制作陣の想いが伝わる注目シーンの数々を紹介した。

今回は、その様子のオフィシャルレポートをお届けする。

本編を見終えたばかりの観客の大きな拍手が響く中、多田監督と磯部プロデューサーが登場。
ついに『策謀』の最終章である第三章の上映初日を迎えた感想を語った後、本編映像のスライドをスクリーンに映しながら、制作陣だからこその視点から選んだ『策謀』第三章(第45話~第48話)の見どころを語っていく。

※以下、本編のネタバレあり!

多田監督が最初に挙げたのは、第45話で、元内務省社会秩序維持局長のラングがオーベルシュタインの執務室を訪れて、自分を売り込むシーン。ここでの注目ポイントは、演出や作画ではなくラングの語るセリフの内容だ。
場面写真:45話 ラングの売り込み

多田 『銀英伝』はお話が面白いだけの作品ではなくて、僕らは『銀英伝』を通して、田中芳樹先生からいろいろなことを勉強させてもらってきました。このシーンではラングが、多数派工作は4分の1を握るだけでできるという多数決の恐ろしい真実を語っている。そこを聴き逃さないように観ていただけたら、田中先生の作品ならではの魅力がより伝わると思い選びました。

MCの「この知識は会社の会議などでも活用したいです」という言葉に、会場からは大きな拍手が響く。

また、ラングのキャラクターデザインを担当したのは、多田監督が20代の頃から一緒に作品作りをしてきたアニメーターの寺岡巌さんであることも紹介。ちなみに寺岡さんは、ラングの他にも『激突』に登場した拷問係など個性的な脇役のデザインを担当している。

第46話の見どころとして、磯部プロデューサーが最初に挙げたのは、ラインハルトが諸将の前で作戦名「神々の黄昏(ラグナロック)」を発表するシーン。実は、このシーンを選んだのは、キャラクターデザインと総作画監督を務める菊地洋子さん。
場面写真:46話 神々の黄昏(ラグナロック)

磯部 菊地さんに見どころを伺ったら、『私が描いたところではないけど、観たときに鳥肌が立ちました』と仰っていたシーンです。本当にカッコいいシーンなので、何度も観て欲しいです。

また、磯部プロデューサー自身の第46話の注目ポイントとしては、ベッドで寝転んでいるユリアンの作画。この話数のユリアンの作画はどれも美しいのだが、このシーンは、「線画の時点から、特に素敵だった」そうだ。
場面写真:46話 ユリアン

>>>イベントの様子や予告篇場面カットを全て見る(写真12点)

(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会

アニメージュプラス編集部

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