• 美樹本晴彦も熱中鑑賞『アニメージュとジブリ展』松屋銀座で開催中
  • 美樹本晴彦も熱中鑑賞『アニメージュとジブリ展』松屋銀座で開催中
2023.01.04

美樹本晴彦も熱中鑑賞『アニメージュとジブリ展』松屋銀座で開催中

会場入口にはアニメージュの表紙を突き破るように展示されたネコバスの立体物が。(C)Studio Ghibli

現在スタジオジブリの原点を振り返る展覧会「アニメージュとジブリ展」が松屋銀座8Fイベントスクエアにて開催中だ。展示コンセプト・内容に大きく手が加えられた、その見どころを駆け足で紹介していこう。

1978年に創刊され、現在もアニメーションの最前線を紹介し続けるアニメ専門誌『アニメージュ』。本展示はスタジオジブリの取締役プロデューサー・鈴木敏夫が同誌の編集者として活躍していた時期(1970年代末から1980年代)に焦点を当て、アニメがヤングカルチャーとして認識され始めた時代、『機動戦士ガンダム』の大ヒットにより質的にも量的にもアニメが大きく飛躍するブーム期、そして鈴木氏が後のジブリにつながる高畑勲・宮崎駿両監督と繋がることで『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』の製作に傾倒するまでの道のりを紹介していく。

本展示は2021年4月の松屋銀座展、6月~9月のみやぎ石巻展、12月~2022年1月の大阪うめだ展、2月~3月の秋田展、4月~7月の福岡展、7月~9月の広島展、9月~12月のふくしま須賀川展に続く開催であり、ここから展示・物販がさらにバージョンアップされた内容となった。
キービジュアルも、スタジオジブリが発行する小冊子「熱風」に連載を持つタイ出身の写真家カンヤダ・プラテンさんが手がけたものに変更され、より親しみやすいイメージをアピールしている。

今では名作と呼ばれるような様々なアニメ作品が次々と放映・公開され、熱心なファンによる同人誌活動などが盛り上がる中で雑誌「アニメージュ」が誕生。
児童雑誌「テレビランド」を起点としてアニメ作品をピックアップしたムック「ロマンアルバム」が誕生、さらに本格的なアニメ専門誌へ。再現された編集部のデスク、当時発売されたオモチャ、時代の壁に大きく引き伸ばされた創刊号の記事の数々からも、そんな時代の熱気が伝わってくる。

アニメージュにとって大きな推進力となったのが、『機動戦士ガンダム』との出会い。TVシリーズから劇場版、そしてガンプラと、大きなうねりを見せていく過程が、当時の誌面と貴重な資料で明らかにされていく。

そして『機動戦士ガンダム』以後アニメファンのハートを掴んだ『超時空要塞マクロス』、また『魔法のプリンセス ミンキーモモ』『魔法の天使 クリィミーマミ』ほか魔法少女アニメ作品も大きくフィーチャーしたスペースも。当時のアニメファンの部屋を再現したエリアも込みで、80年代アニメブームの香りを楽しむことができるはずだ。
※宮崎駿監督の崎はたつさき
(C)Studio Ghibli

アニメージュプラス編集部

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