• 『銀河英雄伝説』ユリアン役:佐々木望が収録現場の思い出を語る
  • 『銀河英雄伝説』ユリアン役:佐々木望が収録現場の思い出を語る
2023.01.16

『銀河英雄伝説』ユリアン役:佐々木望が収録現場の思い出を語る

(C)田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー (C)加藤直之


また、銀英伝シリーズと、1988年に公開されたアニメ映画『AKIRA』の両作品で音響監督を務めていた明田川進が、当時佐々木が忙しくて事前に台本を取りに来れなくても収録当日にしっかりとセリフを読めていてすごい能力だと褒めていた、という話を司会から聞いた佐々木は、「大前提として、台本を取りに行けなかったのは決して毎回ではないです(笑)。何度かそういうことがあったのですが、その時は『台本を取りに行けなかったから出来なかった』と言われないように早めに(スタジオに)行ったり、覚悟を決めて収録に臨んでいました。それが明田川さんの中で印象に残っていたのかなと思います。」と恐縮しつつも当時からのプロ意識の高さが垣間見えた。

続いてヤン・ウェンリー役の富山敬との思い出を聞かれると「富山さんとの時間はすごく大事な思い出として記憶の中にずっと残しています。銀英伝よりも前に別の作品でもご一緒させていただいたりもしていましたし、銀英伝の収録では富山さんと二人だけで録る機会が何度もあって、そのたびに幸せを感じていました。すごく寡黙で、仕事が大好きな富山さんの姿は今でも忘れられません。」と話し、大先輩への尊敬の想いと、今でも色あせない思い出を大切にしている姿が印象的だった。

また富山以外にも、本作で頻繁に収録を共にした、羽佐間道夫、キートン山田、井上和彦、古川登志夫、青野武らレジェンド俳優の話になると「同時、新人だったので、尊敬する素晴らしい先輩方の背中をみて、収録現場で同じ空気を吸えたことが、今の僕を作っていると思います」と語った。

最後に佐々木は「4Kリマスターでとても綺麗になっていると思うので、是非楽しんでください。銀河英雄伝説という作品と出会って30年以上になりますが、今でもこうして大勢の作品のファンの方に出会える機会をいただけていることは本当にありがたく、嬉しいです。これからもぜひ銀河英雄伝説をよろしくお願いします。そして富山さん演じるヤンと佐々木が演じるユリアンも、ぜひこれからも応援してもらえたら嬉しいです。」と、銀英伝ファンへの感謝の気持ちを改めて述べて会場をあとにした。

イベントレポートは以上。

アニメーションシリーズの全ての始まりとなった『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海』、シリーズ屈指の傑作として名高い『銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)』の4Kリマスターは現在絶賛公開中。
この機会にぜひ劇場の大画面・大音量で楽しんでほしい。

(C)田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー (C)加藤直之

アニメージュプラス編集部

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