• 巨匠たちの名作・話題作が集結「第1回新潟国際アニメーション映画祭」
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2023.02.16

巨匠たちの名作・話題作が集結「第1回新潟国際アニメーション映画祭」

「第1回新潟国際アニメーション映画祭」ポスタービジュアル

長編商業アニメーションにスポットを当てたアジア最大の祭典「第1回新潟国際アニメーション映画祭」が3月17日(金)~22日(水)に開催。『機動警察パトレイバー the Movie』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』などを手がけた押井守監督が審査委員長を務める、世界の名作・話題作が集まる一大イベントとして期待が高まっている。

2012年に「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を策定した新潟市では、イベント・施設などマンガ・アニメに関する様々な取り組みが推し進められている。
本映画祭は世界15ヶ国からエントリー、10本の作品が参加するコンペ部門の開催のほか、招待作品による「イベント上映」、近年の観るべき作品を集めた「世界の潮流」、作家・ムーブメントの再評価をする「レトロスペクティブ」、オールナイト上映ほか各部門合わせて、約50本の作品が上映され、世界からアニメーション映画と監督や作り手たちが新潟に集結する。

本映画祭は、人気アニメーション監督がゲスト登壇することも大きな話題となっている。
漫画家、キャラクター・メカニックデザイナーとして活躍し、代表作『ファイブスター物語』での熱狂的なファンの支持で知られる永野護監督は、監督・脚本を務めた『花の詩女 ゴティックメード』の上映に登壇、主演声優の川村万梨阿、製作を担当した本映画祭のフェスティバル・ディレクター井上伸一郎と共にクロストークを実施(※チケットは完売)。
『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』で知られ、アニメ界のレジェンド、稀代のカリスマとして世界中にファンをもつ、りんたろう監督は、名プロデューサーとして知られる丸山正雄(MAPPA創業者/会長、スタジオM2代表取締役社長)と対談を行う。

そして『この世界の片隅に』で日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞を受賞した片渕須直監督は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』、世界の潮流部門では、代表作『電脳コイル』で日本SF大賞に輝いた磯光雄監督が『地球外少年少女』の上映で登壇する。

注目のレトロスペクティブ企画では大友克洋をフィーチャー、代表作である『AKIRA』(デジタル・リマスター版)、『スチームボーイ』に加え、『幻魔大戦』、『迷宮物語』、『老人Z』、『メトロポリス』、『MEMORIES』、『SHORT PIECE』、『ヒピラくん 第13話「ソウルくんピンチ!の巻」』、『ロボットカーニバル』オープニング&エンディング、『GUNDAM:Mission to the Rise』と、これまでのアニメーションワークスを網羅した内容となっている。                                                                                                                                                   
また3月20日には、『すずめの戸締り』が大ヒット公開中の新海誠初期作品特集として『雲の向こう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』がオールナイト上映される。

まさにアニメーション作家の足跡と現在を俯瞰するこの貴重なラインナップ、アニメファンならずとも見逃せない機会となりそうだ。

アニメージュプラス編集部

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