【新しい歌い方に挑戦するのは怖かった】――前田さんは本作のオープニング主題歌も担当されています。依頼を受けた時のお気持ちは?前田 自分が作品を担って歌えることに感動しました。もちろんプレッシャーはありましたが、メジャーデビューするという夢がひとつ叶って、嬉しい気持ちが大きかったです。
――元々バンド活動をされていたんですよね?前田 はい。実は声優になりたいと思ったのもバンド活動がきっかけだったので、自分の原点でもある歌をどういう風に表現していこうかとまず考えました。これまでのお仕事では、キャラクターとして歌うことはあっても、前田佳織里として歌うことがなかったので、「どう歌ったらいいんだろう?」という自分探しから始まりました。
――どのように自分の歌い方を見つけていったのですか?前田 実はレコーディング前にテスト録音をやったんです。そして、これから進むアーティストとしての方向性を考え、今までやっていなかった歌い方や発声をしようということになりました。今までは自分の歌いやすい方法で歌ってきたので、正直、最初はちょっと怖かったです。でも、ボイトレをやっていく中で「私こんな声出るんだ!」という発見もありました。
なので、レコーディング本番は「新しい自分を見せたい!」という気持ちで臨みました。そして、楽しんで歌うことを大切にしました。テクニックも大事だと思うのですが、一番大事なのは聴いている人に気持ちが伝わることだと思ったので、全力で歌い切りました!
――なるほど。では、主題歌を歌うという点で意識した部分はありますか?前田 やっぱり「ミツハの気持ちを大切にしたいな」と思いました。最初に作品を読ませていただいたとき、自分とミツハは考え方が似ているなと感じました。ミツハのめちゃくちゃ策を練って取り組むところや、絶対に妥協しないところ。悪く言えば「頑固」だけど、良く言えば「ストイック」なところが、私の目標としている姿に重なったんです。そういう部分を表現できるよう、意識してレコーディングしました。
【異世界の居酒屋に行ってみたい!】――本作にちなみまして、もし異世界に行くことができたら、何かやってみたいことはありますか。前田 やっぱりチート能力は欲しいですよね! まずはギルドに行って、自分のスキルを習得するところから始めると思います(笑)。
あとは、お酒が大好きなので、異世界のお酒を飲んでみたいですね。一体どんなお酒なのか、すごく気になります……! なので、もし異世界に居酒屋があれば、ぜひ行ってみたいです!
――異世界の居酒屋、楽しそうですね! では次に、もし20億円を手にすることができたら、どんなことをしてみたいですか?前田 20億円か! めちゃくちゃ夢があるけど、逆に想像がつかないですね……。なにをするんだろう?
――金額が大きすぎますよね。前田 うーん、そうですね……リゾート地を買い占めたいかも! 遊園地と併設しているホテルに住んじゃいたいですね(笑)。通勤は大変そうだけど……夢があるなって思います!
【最後に】――最後にファンの方へメッセージをお願いします。前田 『ろうきん8』では、サビーネという素敵な役を頂いて、人生で初めての主題歌も担当させていただきました。自分の中で、生涯かけて盛り上げていきたいと思える大切な作品となりました。皆さんも一緒に盛り上げていってくれたら嬉しいです!
>>>白のワンピースが可愛すぎ! 前田佳織里さん撮り下ろしカットをすべて見る!(写真20点)撮影:真下裕(Studio WINDS)
(C)FUNA・講談社/「ろうきん」製作委員会