• 留学中の和田彩花が、フランスでの生活と未来を語る! 日本でのライブ予定は…!?
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2023.03.04

留学中の和田彩花が、フランスでの生活と未来を語る! 日本でのライブ予定は…!?

和田彩花


◆もうすぐ1年経つ、フランスでの学生生活は…!?◆

ーーフランスに留学してからもうすぐ1年になりますが、快適に生活できていますか?

和田 快適かどうかは…だって毎朝、犬の糞を踏まないように歩いてるんですよ。そんなこと日本では考えられないですよね。あとは鳩もすごく多いので、鳩の糞にも注意しなければいけないんです。あとは駅にも階段しかないんですよ。大きな荷物を持って移動するときは大変なんです。

ーーフランスには行ったことないんですけど、そんな場所なんですね!

和田 なので、快適かはちょっとわからないですけど、すっごく楽しいです!

ーーそれならば、よかったです。

和田 そりゃ楽しいですよ! 楽しいから、ビザを更新したんです(笑)。

ーー(笑)。そうなんですね! では、あやちょがフランスで毎日やっているルーティーンとか、いまハマっているようなことはありますか?

和田 ないですよ。毎日、ひたすら、勉強してます。大学行って勉強するのがルーティーンです。

ーースマイレージ時代から思っていましたけど、本当に真面目ですよね。

和田 ありがとうございます。でもいま必死に勉強しているのは、ちょっと違うんですよ。わたしはフランスが超好きで、フランス語も好きだなと思うようになって、フランス語を習得するには日本にいたら無理だなと感じてフランスに来たんですけど、でも勉強していくうちに、自分は中学高校時代に英語の勉強を如何にしてこなかったか…ということを思い知らされてしまって…。生まれたときからアルファベットに触れているヨーロッパやアメリカから来た同級生と、日本語しか知らない自分との、習得のスピードの違いに愕然としたんです。別に人と比べなくてもいいとはわかっているんですけど、日本語しか知らない自分はフランス語を習得することに関して、なにか欠けているという感覚が常にあって。自分はアイドルの中では、勉強してきたほうだと思ってたんですよ。美術に興味を持って、大学に行きたいと思って高校時代の途中から勉強をするようになって…でもそれじゃ、足りなかったんです。特に言語に関しては明らかに学習時間が少なかったので、それをいま、取り返さなければいけないんです。そのために、超必死に勉強しているんですよ。ほかの学生よりも勉強しないと、本当についていけないんです。

ーーなるほど、そういう覚悟を持って勉強しているとは、思いもよりませんでした。

和田 日本に帰ったときに「フランスでなにしてたの?」とか聞かれて「ずっと勉強してて、本当に自分なにしてるんだって思うんですよ」って自分の口から出てきたのを聞いて、自分で驚いたんですよ。実際、自分の中で若干そう思いながら、勉強しているんだと思います。それに語学の勉強って、自分の性格に向いてない、というのもわかりました。語学は単語とか文法とかを覚える為に、毎日毎日繰り返し勉強しなければいけないんですよね。わたしは同じことを繰り返しやることが本当に苦手で!

ーーそうなんですね…!

和田 大学での美術史の勉強は深掘りすればするほどよかったので、楽しかったし、自分の性格にも合っていたんですよね。でも語学はまったく合っていなくて…常に苦行です(笑)。でもやらないと次に進めないので、ストレスを感じながらもがんばって学んでいます。

ーーいまフランス語をがんばっているのは、習得しないと好きな美術に関して、この先に進めないと言うことですよね。

和田 はい。やっぱり語学をちゃんと習得すると、理解できる情報の量が増えるんです。フランスに来た最初の頃は、日常生活でも本当に情報収集がものすごく大変で、入ってくる情報量が少ないからだと感じました。わたしが目標にしているのは、美術館の絵画についているキャプションを理解したり、フランス語の本を読むことなんです。そのためにはフランス語で書かれた文章の、文意を読み込まなければいけないのだと気づきました。日本語に訳されたものを読むのもいいんですけど、フランス語で考えられた文章や文脈を理解することで視野も広がるんです。そういうことを今後の人生でやっていきたいので、しっかりフランス語の語学力をつけたいなと思っています。

ーーそういう目的があると、フランス語だけではなくて、フランスやヨーロッパの歴史も学びたくなっちゃうんじゃないんですか?

和田 学びたくなっちゃいます(笑)。いまは興味のある歴史に関する、日本の本を読んで学んでいますね。

ーーでは、フランスの生活でなにか感じたことはありますか?

和田 日本から出て生活してみると、マナーとかモラルと言われるものが随分違うのがわかりました。例えばフランスでは、学校の先生が机の上に座りながら授業するのを時々見かけました。

ーーえ! 先生が!

和田 そうなんですよ! 意味分からないんですけど、性別関係なく年齢関係なく、多くの先生がなぜか机の上に座りながら授業するんです。それって日本では絶対にマナーが悪いって言われますけど、フランスでは違うんだというのがカルチャーショックでした。それが今回日本に帰ってきて「日本で “マナーとして守るべき” とされているものってなんなんだろう?」と考えることに繋がりました。そう思えたのも、大きかったですね。

ーー本当に、いま日本で常識とされているものは、正解ということではないですよね。

和田 どこに行っても、正解はなかなか見つからないです。あと感じたことは、ヴェルサイユ宮殿にこの間行ったんです。あまり興味が無かったんですけど、いったらすごく面白くて(詳しくは『和田彩花のアートダイアリー』を。https://lp.p.pia.jp/article/essay/228577/261106/index.html)。でもそんな宮殿に住んでいた王様を、民衆が自分たちの手でギロチンにかけたというのが本当に…。日本でそういう歴史は学んでいましたけど、実際に博物館でその資料を見ちゃうと、日本とは革命ということに関する考えかたが違うんだということが分かりました。フランスではデモとかもすごい盛んなんですけど、民衆による革命の歴史を考えると、そりゃ若者たちも自分たちの手で社会を変えられると思うし、それがこの国の理念になっているんだなと理解できました。

ーーそれは日本の若者との大きな違いかもしれませんね。

和田 自分は何度かインタビューで「なぜ世界を変えられると思っているんですか?」というようなことを聞かれたんですけど、日本にいた頃は自分でもわからなかったんです。生まれつきでもないし、そういう性格だとも思っていませんし。でもフランスに来てわかったんですが、自分は20代になってから美術に絡めてフランスの革命の歴史を学んで、革命の精神を自分に取り入れていたんですよ。だから自分は、世界は変えられると思ってるんだよなと! フランスに来て、自分のことも知りました! それはフランスに来て、一番大きな発見かも知れないです。

ーーなるほど、しっかり学んでいたということですね。

和田 学んだというか…自分の中に共和国の精神をしっかり取り入れていた、という感じです。

アニメージュプラス編集部

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