• 鉄華団が思い出の場面を語り合う〈鉄血のオルフェンズ 鉄の感謝祭〉レポ
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2023.03.27

鉄華団が思い出の場面を語り合う〈鉄血のオルフェンズ 鉄の感謝祭〉レポ

(C)創通・サンライズ


●団長が語る熱い想い!●

そんな中、細谷は自身が考える“『鉄血のオルフェンズ』らしさ”の象徴として、第48話「約束」でオルガの最期のシーンを「このシーンしかなかったですね」とセレクト。
オルガの鉄華団の仲間たちに向けた最後の言葉 “だからよ……止まるんじゃねぇぞ” が胸を打つ、この作中屈指の名シーンについて細谷は語った。

「何か新しいことに挑戦する時や途方もない夢や目標を叶えようという時、その過程で何が起こるかとか、どのルートが正解なのかというのは実際にはわからないじゃないですか。結局は一歩一歩進むしかない。オルガは一見無謀で、若いし青臭い。けれど、とにかく行動をしなければならなかった。熟考して用意周到でいくのが賢い戦術かもしれないけれど、でも行動する者が何かを成すというのは、今の時代でも影響力のある人達が同じ事を言っているなと。
まずは行動して、行動しながら考えて軌道修正して行く――僕はそういう考え方が単純に好きです。
自分が今、声優をプロとして仕事に出来ているのも、何も知識がないのにとりあえず行動して、それを止めずに今日まで続けたからだから、このシーンを観ると、教えられるものがあります」

そして細谷は、作品への真摯な想いも言葉にする。

「物語は少年たちが大人たちに対してクーデターを起こすところから始まります。そして『鉄血のオルフェンズ』という作品自体、宇宙世紀という軸からズレた“少し違うガンダム”として始まっています。ある意味、新しいものが多数派に対して反旗を翻すのがこの物語。だとしたら、“止まるんじゃねえぞ”という言葉は誰に向けられているのだろう? と。この作品を作ったクリエイター全員に対して、作品を好きになってくれた人々に対して、作品を生み出した以上はカッコつけ続けろ、自分の好きなものに対して胸を張れーーだとしたら凄いセリフだなと。いろいろな捉え方があると思いますが、僕はまったく恥じていないし、本当に誇らしい思うし、胸を張って自分は素晴らしい作品に参加したと言えます。今後どれだけ作品が増えても、『鉄血のオルフェンズ』は僕の代表作です」

自身が演じたオルガへの思い入れと作品への誇りを感じる“団長の言葉”に、じっくりと耳を傾けるキャスト一同――今回のイベントのクライマックスともいえる一場面だった。
▲細谷佳正
▲梅原裕一郎

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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