• 『バイオハザード:デスアイランド』脚本家がド派手なクライマックスを激賞!
  • 『バイオハザード:デスアイランド』脚本家がド派手なクライマックスを激賞!
2023.07.07

『バイオハザード:デスアイランド』脚本家がド派手なクライマックスを激賞!

(C)2023 CAPCOM / DEATH ISLAND PARTNERS ALL RIGHTS RESERVED.


★まるで打ち上げ花火!お祭り的クライマックス★

――もうひとつ、この映画の大きな魅力はやはりアクションです。拳銃やナイフを用いたリアルなバトル描写がドラマに沿って展開していき、最終的なクライマックスではインフレ化したケレン味で一気に畳みかける……その感覚が『バイオハザード』らしいなと思いました

深見 自分も、クライマックスがここまで派手になるとは思っていませんでした(笑)。アクションでは「ここでこのキャラがこう逃げて、こっちに移動して」といった段取りは整理しておく必要があるので、脚本にも書いてあります。でも、実際の映像は完全に監督やCG班にお任せなので「そいや! そいや!」という感じのお祭り感、映画のクライマックスを盛り上げる打ち上げ花火のような感覚が観ていて本当に素晴らしかったです。ぜひみなさんにも、劇場の大画面で楽しんでほしいですね。

何かこう……ふと「今、スクリーンで映画を観る価値って何だろう?」と考えることがあるんです。最近は映画作品も配信が開始するのがどんどん早くなっているし、コロナも含めていろいろな理由で映画館に行きづらい人がいらっしゃると思います。自分も忙しいと「まあ、この映画は配信でいいかな」という時があります。
その上でなお劇場のスクリーンで映画を観たい理由を考えると、本作のクライマックスのような派手でカッコいいシーンを抜群の環境で体感したいから、という気がするんです。見応えのある映像、素晴らしい音の迫力というのは、シンプルに大事だと感じますよね。

――他に、本作の見どころとして推薦したいポイントはありますか。

深見 とにかく “お芝居” がすごくいいなと思いました。監督の演出もCG班の技術も冴えに冴えていて、時々、CGで描かれたキャラクターなのに本当に生きている人間のように感じられる瞬間がありましたから。
もともと自分はジル・バレンタインに、初めてプレイした時から実在するハリウッド女優のような存在感を感じていたんです。今回の映画のジルはそれに近い感覚で、「ああ、彼女は本当に実在したんだ」というくらい生々しいカットがいくつかあります。とてもいい演技もされているし、大きな見どころだと思います。

――最後に、ゲームファンも含めて本作を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

深見 自分が気にしていたのは「『バイオハザード』へのリスペクトがない脚本だと思われたらとても嫌だな」ということです。だから『バイオハザード』への愛、自分が好きな作品に関わらせてもらえるという喜び、そして前作『ヴェンデッタ』から観てくれた人への感謝、そういった気持ちを精一杯込めたつもりです。
あとはもう、とにかくカッコいい映画なので、ぜひ劇場で観てください! 『バイオハザード』ファンなら確実に満足してもらえます!
▲ゲームでもお馴染みの武器、重火器が乱舞するクライマックスはぜひスクリーンで堪能したい!

>>>『バイオハザード:デスアイランド』場面カットを見る(写真5点)

(C)2023 CAPCOM / DEATH ISLAND PARTNERS ALL RIGHTS RESERVED.

アニメージュプラス編集部

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