【ラス為】内田真礼が「もっと見たい！」と楽しんだラスボス女王の悪行

シリーズ累計発行部数が130万部を越える大人気作品『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』（以下、『ラス為』）が７月6日より放送スタート！
フリージア王国の第一王女・プライドは、ある日自分が乙女ゲームの世界に転生した日本の少女であること、そして自身が極悪外道のラスボス女王になることに気が付いた。プライドは前世のゲーム知識を道しるべに、悲劇を回避するべく全力で奮闘することになる――。

プライドの義弟で平民出身ながらに特殊能力を持つステイル・ロイヤル・アイビー役を演じた内田真礼さんが、本作の注目ポイント、キャラクターの魅力を語ってくれた。
▲ステイル役を演じる内田真礼さん

──まず、原作小説やコミックなどを読んでの感想はいかがでしたか。

内田　最初は主人公がラスボスと聞いて「怖いキャラのかな？」と思って読み始めたのですが、天使のようなプライドに周りの人が惹かれていく、すごく心が救われる物語だと感じました。

──特殊能力をもっていたことでプライドの義弟になるステイルについて、どんな印象を抱かれましたか。

内田　もう、かわいそうすぎます。王家の養子になるためにお母さんから引き離されたり、外道サイドのプライドには酷い扱いを受けて、幼い頃から心に闇を持つようになってしまうんですから。でもそこから、プライドや周りの人たちと仲良くなるにつれて見せる変化が印象に残りました。

いつも仏頂面をしていると思われがちですが、相手によってコロコロと変わる表情も可愛くて、「年頃の男の子ってこういう感じかな」と想像させてくれるところも魅力的です。

──プライドと出会うことでステイルは大きく成長していくことになりますが、それに合わせて演じ方が変わったりはしましたか。

内田　最初はプライドとの出会いによる心の揺らぎ、そして彼女と一緒の時間を過ごすようになってからの成長をちゃんと見せていけたら、と思いました。

特に身体はまだ小さくて頼りないけれど「自分がプライドを守るんだ」という強い気持ちを持ち続けている、そんな発展途上の男の子ならではの心の内をしっかり演じることは意識していますね。

──では、外道プライドに弄ばれるステイルとの演じ分けをどのように考えましたか。

内田　いつものプライドとは全く違う人格のキャラとして外道プライドが登場するので、ステイルも変わらざるを得ず、もうなすがまま「プライドさんの言うとおりにします！」みたいな感じだったと思います（笑）。
ファイちゃん（ファイルーズあい）も大変そうではありつつ、すごく伸び伸びと演じていて「悪役の方が得意なの?」と思いながら収録していました（笑）。

──内田さんご自身は、プライドという人物をどのように捉えられていますか。

内田　「なんでこんなに良い人なんだろう！」と思わせてくれる、気持ちいいくらいに素敵な人です。時折すごく鋭いときめきワードを放ってくるし、そんな天然たらし的なところもプライドの魅力だと思います。

──そんなプライドとの出会いが、ステイルに様々な変化をもたらします。

内田　一途さと真面目さが、ステイルの良さだと思うのですが、それは「プライドのために強くなりたい、何か出来ることがないか」ということを考え続けることで身についていったものなのではないかと思います。
でも逆に考えると、プライドを大好きすぎるところが彼の弱点になっている気がしているんですね。もしプライドに何かあったりしたら即終了、みたいなことになりそうなので（笑）、そこはぜひ克服していってほしいと思います。

（C）天壱・一迅社／ラス為製作委員会2023