• 手塚治虫『火の鳥』望郷編が異なる2作品にアニメ化! キャストや特報公開
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2023.07.14

手塚治虫『火の鳥』望郷編が異なる2作品にアニメ化! キャストや特報公開

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◆制作スタッフプロフィール&コメント

■西見祥示郎/監督
山あり谷ありの火の鳥でありました。何十年もの間、親しまれた手塚治虫先生の代表作の一つ。楽な仕事ではありませんでした。
この作品に参加してくださったスタッフ一同、同じ思いだとおもいます。原作を何も理解できてないかもしれませんが、原作にあるキャラクターを擬似体現するような、大袈裟に言えばそんな感じで作品を作っていたような気がします。
火の鳥の望郷編、手塚治虫先生の中では答えは一つであるかも知れませんが、見た人それぞれ色々な解釈が出来る作品だと思います。沢山あるアニメ作品の中の一つではありますが、目に止まり見終わった後、なにかの瞬間にまたフワッ思い出すような作品になれば、これ幸いです。
まずは映画はエンターテイメント、楽しんで頂けたらと思っております。

【西見祥示郎 プロフィール】
1965年生まれ、福岡県出身。アニメーション監督、アニメーター。テレコム・アニメーションフィルムを経て、2003年よりフリーに。湯浅政明監督の『マインド・ゲーム』でミュージカル・シーンの原画を手がけて以降、STUDIO4℃作品に数多く参加。松本大洋原作の『鉄コン筋クリート』ではキャラクターデザイン・総作画監督・絵コンテ(共同)などを兼任し、日仏合作長編『ムタフカズ』では監督(原作者ギョーム・ “RUN” ・ルナールと共同)と絵コンテをつとめた。卓抜したビジュアルセンス、キャラクターを活き活きと描く躍動的演出力を兼ね備えた、稀代のクリエイターである。
『火の鳥 望郷編 エデンの花』では監督のほか、絵コンテ、キャラクター原案も手がけている。
そのほか、実写映画『下妻物語』『少年メリケンサック』のアニメパート監督、『アニクリ15』『バットマン ゴッサムナイト』のエピソード監督なども担当。

■村松崇継/音楽
子供の頃から大好きだった、手塚治虫さんの火の鳥の世界を自分が音楽で描けること。本当に嬉しく思います。そして、脚本、描かれるアニメーションの世界観を観させていただいた時、一気に音のイマジネーションが浮かびました。その浮かんだ世界は自分も未だ出逢ったことのない世界。制作途中、その浮かんだ世界はあまりにもスケールが大きく、締切に間に合うのか。。。それはいつの間にか時間との戦いになっていました。
ダイナミックな神秘的なオーケストラを軸にした火の鳥の音世界。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

【村松崇継 プロフィール】
作曲家。1978年生まれ、静岡県浜松市出身。高校在学中にピアノソロアルバム『窓』でデビュー。2001年公開の映画『狗神』以降、映画・TVドラマなどのサウンドトラックを数多く手がけている。アーティストへの楽曲提供、ピアニストとしてのソロ活動も精力的に行い、幅広く活動している。
主な音楽担当作品に、映画『クライマーズ・ハイ』『思い出のマーニー』『夜明け告げるルーのうた』『護られなかった者たちへ』、Netflix作品『クレイジークルーズ』など。
STUDIO4℃作品への参加は『漁港の肉子ちゃん』に続き、今回が2作目となる。

■田中栄子プロデューサー/STUDIO4℃代表
STUDIO4℃が世界の巨匠手塚治虫氏の作品を映画にしない訳には行かない。そしてその作品は手塚氏の永遠のテーマを描くものでなくてはならない。これがミッションでした。集まったスタッフも超一流。作品力も破格です。
そして配信と映画という2つのメディア用に、アナザーエンディングを作ることが出来ました。深淵なる意味や価値を持つ原作の力を果たして映画にすることはできたのか。決して簡単ではなかった本映像制作です。
時を駆けるSF冒険譚としても楽しんで欲しいし、未来へ向けた人類への警告としても受け止めてほしい。
そして何より人間の営みへの慈しみを育んでいただければ、全スタッフの努力が報われます。

【STUDIO4℃/制作】
国内外からの評価も高く、主に映画を中心に日本のアニメ界随一の個性を誇るアニメーションスタジオ。1988年の設立以来、映画、TV、配信、ゲーム、CMなど、さまざまな媒体で意欲的な企画に取り組み、才能あるクリエイターたちに活躍の場を提供。作品ごとに新しい表現手法の模索や技術開発にも貪欲にチャレンジしている。
2004年公開の『マインド・ゲーム』では文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞し、2006年公開の『鉄コン筋クリート』では日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を獲得。2018年公開の『ムタフカズ』ではアニー賞にノミネート、2019年公開の『海獣の子供』は、第74回毎日映画コンクールアニメーション映画賞、第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞に輝いた。
そのほか『Genius Party』『ハーモニー』『ベルセルク 黄金時代篇3部作』『映画 えんとつ町のプペル』『漁港の肉子ちゃん』など、ジャンルにとらわれない多彩な作品群を世に放ち、国内外のアニメファンに新鮮な驚きを与え続けている。
社名の4℃とは<水の密度が一番高い温度>であることから、クオリティの高さを保証するという意味で命名した。

◆応援コメント

■手塚るみ子/手塚プロダクション取締役
『火の鳥・望郷編』が美しいアニメになりました。
ロミとコム、そして牧村が乗りあうミステリアスな星から星へのロードムービー。
まるで一緒に同乗しているかのような、岩型宇宙船の乗り心地さえ伝わる。
そして目的地へ近づくとともに問いかけられる真理。
果たして本当に辿り着きたいのは地球なのだろうか?と。
人が心から望む故郷とは、求めてやまない居場所とは、この時空のどこにあるのか…
手塚治虫が投げかけたメッセージをフルスクリーンで届けてくれるこの映画に感謝します。

【手塚るみ子 プロフィール】
1964年4月30日生まれ、東京都出身。プランニングプロデューサー。手塚プロダクション取締役。手塚治虫文化祭(キチムシ)実行委員長。漫画家・手塚治虫の長女として生まれる。
広告代理店でセールスプロモーションやイベント企画に携わったのち、父親の死をきっかけに手塚作品のプロデュース活動を開始。アトム生誕40周年を記念した「私のアトム展」をはじめとする各種イベントや、朝日放送創立50周年キャンペーン「ガラスの地球を救え」年間イメージソングのプロデュースなど幅広く手がける。

『火の鳥 エデンの花』
11月3日(祝・金) 新宿バルト9ほか 全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ

『火の鳥 エデンの宙』
ディズニープラスで9月13日より世界独占配信

★作品公式サイト
★作品公式Twitter:@hinotori_eden

(C)Beyond C.

アニメージュプラス編集部

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