• 「手塚治虫 ブラック・ジャック展」連載50周年に送る充実の展示内容の全貌
  • 「手塚治虫 ブラック・ジャック展」連載50周年に送る充実の展示内容の全貌
2023.08.02

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」連載50周年に送る充実の展示内容の全貌

『ブラック・ジャック』第17話「灰色の館」扉絵(C)Tezuka Productions

巨匠・手塚治虫が生み出した医療マンガの金字塔『ブラック・ジャック』の連載50周年を記念した史上最大規模の展覧会が、10月より開催される。
ブラック・ジャックの信念と葛藤を500点以上の原稿で解き明かすこの展覧会の内容を紹介しよう。

>>>展示される原画やパネルのイメージを見る(写真11点)

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」は東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて2023年10月6日(金)〜11月6日(月)に開催。500点以上の原稿に加えて、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本、200以上のエピソードの直筆原稿が展示される。
さらに、手塚治虫の情熱と執念が感じられる当時の関係資料や『ブラック・ジャック』誕生の秘密が解き明かされる証言映像なども多数展示、日本のみならず世界のマンガ史に確かな足跡を残した『ブラック・ジャック』の世界が体験可能な展覧会となっている。

【エントランス】
展望台エントランスには「ブラック・ジャック邸」が登場。ブラック・ジャックとピノコが暮らしていたファンお馴染みの家を、マンガのコマを元に、内装、間取りなどを再現している。
手術室も兼ねたブラック・ジャック邸内で、ブラック・ジャックになりきってオペシーン風の記念撮影も可能。
▲「ブラック・ジャック邸」再現イメージの元となる原作コマ。

【第1室/B・Jとキャストたち】
第1室はブラック・ジャック、ピノコ、ドクター・キリコ、如月恵、本間丈太郎など本編を彩ったキャラクターたちと自由に写真が撮れるフォトスポット。作品に登場する個性豊かなキャラクターたちの裏話や謎も各登場エピソードと併せて紹介されており、『ブラック・ジャック』が織り成すストーリーをわかりやすく知ることができる。何度も読み返したファンも、初めて『ブラック・ジャック』(B・J)に出会った人も、世界に没入することができるだろう。
▲フォトスポットのキャラクターイメージ画像(※実際の展示内容とは異なる)。

【第2室/B・J誕生秘話】
第2室では手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すにいたる背景が、当時の資料とともに紹介される。
マンガの “神様” といわれた手塚治虫の『新寳島』や『鉄腕アトム』の作品資料に加え、医大時代の資料などの手塚治虫と医療の深い関わりがわかる貴重な資料が展示されるほか、『ブラック・ジャック』が初めて登場した記念すべき第一話目の原稿や、本展のために新たに収録した、『ブラック・ジャック』誕生の秘密を解き明かす手塚プロの関係者、出版に携わった編集者などの証言映像も上映。
「医療を描いたマンガを少年誌に掲載する」という50年前には前代未聞だった手塚治虫の発想の秘密が、展示を通して解き明かされる。
▲『ブラック・ジャック』第1話「医者はどこだ!」より。

※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記
(C)Tezuka Productions

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事