丸山正雄「ロボットアニメ」イベントに出渕裕・ゆうきまさみ他豪華ゲストが登壇決定

アニメ界のレジェンド的存在であるプロデューサー・丸山正雄が手掛けた作品の上映とゲストを招いてトークショーを行うシリーズイベント《丸山正雄のお蔵出し》。
9月3日（日）池袋・Hall Mixa（ホールミクサ）で開催される最新回では、間もなく配信開始される最新作『PLUTO』にちなんで、丸山プロデューサーが手掛けた “ロボットアニメ” が特集されることになった。

丸山正雄は手塚治虫が設立した虫プロダクションに1965年に入社し『W3』、『リボンの騎士』などの作品に参加。1972年には独立してアニメ制作会社「マッドハウス」を設立してプロデューサーとして数多くの名作を世に送り出し、長年にわたってアニメ業界を牽引し続けた。
その後2011年には新たなアニメーションスタジオ「MAPPA」を、さらに2016年は「スタジオM2」を設立し、今年82歳を迎えるも現役で活躍中。最新プロデュース作となる『PLUTO』は、漫画家・浦沢直樹が手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』の中でも絶大な人気を博したエピソード「史上最大のロボット」をリメイクし現代に蘇らせたコミックスを原作としたアニメで、10月26日からNetflixで世界一斉配信される。

丸山が手掛けた膨大な作品群から現在では上映・放映される機会の少ない作品を厳選し、丸山と親交が深いクリエイターをゲストに招いてトークセッションを開催するシリーズイベント《丸山正雄のお蔵出し》では、8月からは３カ月連続で『PLUTO』にちなんだ企画を開催中。
７月13日に開催された第1回「手塚治虫と虫プロ」篇に続いて開催される今回の第2弾は、「丸山正雄とロボット」篇と題し、丸山が過去に手掛けたロボットが活躍する3作品をピックアップ。1976年のTVシリーズ『大空魔竜ガイキング』第11話、1977年のTVシリーズ『ジェッターマルス』第22話、そして3作目は2002年の劇場版『WXIII 機動警察パトレイバー』が上映される。
▲『ジェッターマルス』
▲『WXIII 機動警察パトレイバー』

作品上映後は、ロボットをテーマにした作品を手掛け、丸山と公私にわたり親交があるクリエイターである出渕裕（デザイナー、アニメ監督）、真木太郎（プリデューサー）、ゆうきまさみ（漫画家）、吉浦康裕（アニメ監督）が登壇し、「アニメーションにおけるロボット」をテーマにしたトークイベントが展開される。

豪華ゲストが集い、毎回「ここでしか聞けない貴重な話」を聞くことができる本イベントだけに、今回も新たな発見が期待できるはず。アニメというジャンル、またその歴史に興味のある人は是非チェックしてみてほしい。

※手塚治虫／手塚プロダクションの「塚」は旧字体。
（C）東映アニメーション
（C）手塚プロ・東映アニメーション
（C）2002 HEADGEAR／BANDAI VISUAL／TOHOKUSHINSHA