• 【BLUE ENCOUNT】NYライブでの反響と手ごたえ、熱い思いを語る!
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2023.09.16

【BLUE ENCOUNT】NYライブでの反響と手ごたえ、熱い思いを語る!

【BLUE ENCOUNT】NYライブでの反響と手ごたえ、熱い思いを語る!


■「ghosted」はライブでインプットされたものをそのままアウトプット

――ニュージャージーで開催された「AnimeNEXT@New Jersey Convention&Exprosition Center」にも出演されたそうですね。

田邊:経験として一番でかかったのは、それですね。「日本ではこう盛り上がる所だけどアメリカでは違うんだな」とか、グルーヴの捉え方の違いとか、実地体験できたことはすごくいい経験になりました。僕はライブしながら頭の片隅で、「こういう曲を作ったら面白そうだな」って、次の曲の構想を巡らせていたほどです。

――カップリングの「ghosted」が全英語詞のメロコアの曲で、こういう感じを想像していたのですか?

田邊:まさしくで、そのライブの翌日に作りました。ライブでインプットされたものが、そのままアウトプットされた曲です。90年代のメロコア/ポップパンクの曲にしたくて、ライブの翌日がオフだったんですけど、ニューヨークの街を歩いている時にサビのメロディが浮かんで。向こうで録り溜めした断片を持ち帰って、日本で1曲に仕上げました。

――いきなり“実り”があったわけですね。

田邊:これ以外にも4~5曲作ったので、それらもいずれどこかで披露して行けたらと。僕は旅先から帰って慕情や旅情に駆られて作ることはあっても、旅先で作ることは基本的に無くて。今回は、まさか熱いうちに作れたという。アメリカってこんなにも気持ちを熱くさせるんだなって思いました。

■青春と向き合っている1年で、毎日ワクワクしています!

――ライブの反響がすごかったそうですね。

田邊:自分のマイクの声が負けるくらいのレスポンスで、ワンコーラス終わるたび歓声が響いて来たのは初めてでした。日本では曲の構成に合わせてクラップしたりしてくれるのですが、アメリカはそんなのは関係なく、単純に自分が気持ち良ければ曲のどんなところでも声を上げるし踊るし。アニメフェスだったので基本はアニメテーマソングを演奏したのですが、90分のステージだったので、敢えてアルバムだけに収録されている全英語詞の曲もやってみたところ、その曲もすごく盛り上がったんです。単純にアニメを通して曲を知ってくれているから盛り上がっていると思っていたのですが、どうやら違うぞと。現地のスタッフも「BLUE ENCOUNTって、こういう曲も持っているのか!」と面白がってくださって、ライブが終わってすぐ「次はいつアメリカに来るんだ?」って話が出たほどでした。

――今後のアメリカでの展開が期待できそうですね

田邊:先日会議を行ったのですが、「熱が冷めないうちにまたアメリカに行きたいね」って話になりました。現地の人に聞いたところ、今アメリカではロックが人気を巻き返しているらしくて、実際に帰国直後はサブスクの再生数でアメリカが日本を上回っていたんです。辻村が先に向こうで頑張ってくれていますし、行かない理由は無いなって。20周年を迎えた今4人で、向こうのライブハウスで演奏する。そういうことができたら、それもまた青春だなって思います。



――その前に、10月から「BLUE ENCOUNT 2MAN TOUR2023 ASSEMBLE A NEW AGE」がありますね。

田邊:今回は、04 Limited Sazabys、HEY-SMITH、KEYTALK、フレデリック、THE ORAL CIGARETTES、ツアーファイナルにはELLEGARDENなど、今のバンドシーンを共に作り上げて来た僕らを語る上では欠かせない先輩バンド、また一緒に飲み明かしたい同期バンドを迎えたツーマンツアーです。そういう意味ではこのツアーも、僕らの青春時代を思い出させるものです。この1年、「アマリリス」の制作やアメリカでの経験を含めて、本当に青春と向き合っている日々で、毎日ワクワクしています。

ライター:榑林史章、編集:アニメージュプラス

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