【BLUE ENCOUNT】『MIX』のOP曲「アマリリス」は世代を超える

読売テレビ・日本テレビ系テレビアニメ『MIX MEISEI STORY　～二度目の夏、空の向こうへ～』オープニングテーマとして好評、BLUE ENCOUNTが歌う「アマリリス」が9月6日にリリース。爽やかでホロッと切ない部分もある同曲は、『MIX』のストーリーに流れる『タッチ』からの歴史と悲しみと真摯に向き合いながら、自分たちの青春時代や大切な仲間や家族を思う気持ちを重ねて歌った。前半では、楽曲に込められた様々な伏線について話を聞いた。（前編／全2回）

■『H2』の記憶は今も鮮明。オープニングテーマ「虹のグランドスラム」は今でも歌える

――TVアニメ『MIX MEISEISTORY ～二度目の夏、空の向こうへ～』オープニングテーマ「アマリリス」が好評です。『MIX』はご覧になっていましたか？

江口雄也（G）：もともと僕があだち充先生の大ファンで、作品はほとんど観させてもらっています。これまでアニメテーマソングをたくさん作らせていただいてきて、いつかあだち充先生の作品でもテーマソングを担当できたらいいなと思っていたので、「ついにやれるんだ！」と思ってめっちゃうれしかったです。

田邊駿一（Vo＆G）：僕らは小学生の頃に、あだち充先生のアニメ『H2』をリアルタイムで観た世代です。それに『タッチ』は日本を代表する作品で、僕のように大雑把にしか野球のルールが分からない人でも、逆にアニメをあまり観ない人でも知っています。僕らの「アマリリス」が7月からTVで流れ始めた時も、『タッチ』世代の親戚一同から連絡が来て、「子供たちとリヴィングで一緒に観ているよ」って。まさに『MIX』さながら、世代を超えたファンが観て聴いてくれていて、その物語に僕らも関われていることが、本当に感無量といった感じです。

――BLUE ENCOUNTの「アマリリス」が、世代と世代をつなぐ架け橋の一部になっていると。

高村佳秀（Dr）：そうなっていたらうれしいですね。僕なんかは、小さい頃に観ていたTVアニメは『ドラえもん』くらいだったのですが、そんな僕でも「あだち充先生」、『H2』、『タッチ』は知っていました。それくらい影響力のある作品に関われていることが、すごくうれしいです。当時のまだ幼かった自分が、今の僕らの状況を知ったら「すごいことをやってる！」って、きっと驚いていると思います。

江口：『H2』の記憶は今も鮮明で、久保田利伸さんが歌っていたオープニングテーマ「虹のグランドスラム」は今でも歌えます！