• 【三鷹の森ジブリ美術館】『君たちはどう生きるか』の貴重な資料を楽しむ新企画展示
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2023.10.03

【三鷹の森ジブリ美術館】『君たちはどう生きるか』の貴重な資料を楽しむ新企画展示

『君たちはどう生きるか』(C)2023 Studio Ghibli

三鷹の森ジブリ美術館は、2023年11月18日(土)より、新企画展示「君たちはどう生きるか」展を開催。宮﨑駿監督10年ぶりの新作の原点となる資料が多数展示される、貴重な機会となりそうだ。

およそ7年の歳月を費やして制作された、宮﨑駿監督の最新作である『君たちはどう生きるか』は、その制作過程で描かれた絵のほとんどが紙に鉛筆と絵の具で描かれたものである。
現在、アニメーションの制作現場はデジタル機材による作業がメインになっているが、宮﨑監督をはじめとする少数精鋭のアニメーターや美術スタッフによって描かれた作画・美術は、その完成度も併せて「手描き」アニメーションならではの魅力を感じ取ることができる。

アニメーションの制作現場から紙と鉛筆、絵の具が徐々に姿を消しているという現状の中、『君たちはどう生きるか』の制作過程において描かれた様々な絵から、作品のメイキングを知ることができると同時に、紙と鉛筆から始まる手描きの豊かさ、「描く」力そのものを感じることができるだろう。

展示の企画・監修は宮崎吾朗が務め、11月18日からは第一部「イメージボード編」がスタート、続いて第二部「レイアウト編」、第三部「背景美術編」と、3期に渡って展示物を入れ替えて公開されていく。
映画の感動を新たな形で体感できる、もうひとつの『君たちはどう生きるか』の世界はいかなるものか。ファンならずとも興味深い、必見の企画展示に注目したい。

(C)2023 Studio Ghibli

アニメージュプラス編集部

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