• 『TSUBURAYA CONVENTION 2023』オープニングセレモニーを振り返り
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2023.12.09

『TSUBURAYA CONVENTION 2023』オープニングセレモニーを振り返り

(C)円谷プロ



◆劇場映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』◆

この日会場を訪れた方たちは、同時刻に放送された第19話を見逃していたため劇場版のニュースはこの会場で知ることとなった。劇場版『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』のキービジュアルが映し出されると大きな拍手が。
そして本作でメガホンを取った田口清隆監督と、主人公・ヒルマ ゲントを演じる蕨野友也が登壇。

劇場版について田口監督は、
「実は制作発表の時点ですでに撮り終えていたのですが、やっと発表できてうれしく思います」
蕨野は、
「皆さんが『ブレーザー』という作品を観ていただき、どれだけ我々の想いが伝わっているのか楽しみです。劇場に足を運んでいただけたらと思います」
本作のストーリーについて聞かれると、田口監督は
「まだテレビシリーズは続いていますが、本作は最終回後の話になります。最終回までに培ったゲントとブレーザー、SKaRDSKaRD(スカード)のみんなが、次の大きな難局に立ち向かう話になっています」とコメント。

見どころについて蕨野は
「成長したSKaRDSKaRD(スカード)ですね。最終回後のスカードがどうなったのか。サトコ(ゲントの奥さん)、ジュン(ゲントの息子)がどうなったのか。家族の絆が試されている作品だと思っています」

撮影について聞かれると、田口は
「ハードでしたね。久々に目を開けたまま眠りましたね(笑)。記憶がないです」
蕨野は
「テレビシリーズと劇場版を同時進行で撮影していたこともあるので、最終回に向かう気持ちと、劇場版での気持ちとの切り替えが難しかったです」と撮影現場での裏話を語ってくれた。

そして蕨野からメッセージ
「4月21日に情報が公開され、7月8日に放送が始まって今日で第19話。正直な感想を言うと、少し寂しい気持ちがあります。皆さんにコメントや笑顔の応援をいただいて我々も頑張ってきましたが、皆さんを感動させられる、心の高ぶりを伝えられる最終回になっているのは間違いありません。みんなで頑張ってきた『ウルトラマンブレーザー』を最後までご覧ください。ありがとうございました」

最後に劇場版の特報映像が上映されると会場もヒートアップ! 田口監督は
「今世界中で怪獣映画が作られていますが、久々に怪獣映画こういうのでもいいじゃないか! というものを本気で作ってみました。ご期待ください」と熱い思いを語った。

(C)ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会

◆『かいじゅうのすみか』プロジェクト◆
2019年に、東京ドームシティ Gallery AaMoにて体感エンターテイメントのイベントを開催したり、『空想科学絵本 かいじゅうのすみか』が出版されたほか、たくさんのグッズも販売された、かいじゅうのすみか。今回のプロジェクトは、作家の小森陽一との共同開発となる、「かいじゅう」を主人公とした、かいじゅうと人間、あらゆる生命たちの壮大な物語。塚越会長と小森は、友人を通じて知り合い、会ってすぐに意気投合したそう。

登壇した小森は、なぜこの企画に興味を持ったのかを聞かれ、
「僕は怪獣に囚われて、半世紀過ぎています。ずっと怪獣のことを考えて生きてきました。こういう職業に就いたきっかけは、テレビで放送している『ウルトラマン』をカセットテープに録音して、ノートにセリフを書き起こしていました。それ以来ずっと怪獣のことを考えてきた人間が、『かいじゅうのすみかってどこだ?』と問われたら、燃えますよね」とコメント。

2024年には小説が出版されることが発表され、話は「かいじゅうのすみか」の設定へ。
双子の地球αとβが存在。
人間の住む地球はβ、なぜαではないのか!?
βには隕石の衝突で恐竜は全滅したが、αには隕石は衝突していない、ということは!? 
エピソード9まで話は作れる!? 
などなど、魅力的な世界観をのぞかせてくれた。
続報に期待したい。

(C)円谷プロ

アニメージュプラス編集部

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