• 【岐洲匠×八村倫太郎インタビュー】二人が振り返る「ひとつ屋根の下での生活」<佐原先生と土岐くん>
  • 【岐洲匠×八村倫太郎インタビュー】二人が振り返る「ひとつ屋根の下での生活」<佐原先生と土岐くん>
2023.12.15

【岐洲匠×八村倫太郎インタビュー】二人が振り返る「ひとつ屋根の下での生活」<佐原先生と土岐くん>

(左から)岐洲匠さん、八村倫太郎さん 撮影:大山雅夫


【掘りごたつや大浴場で過ごした二人の時間】

――撮影中に仲を深められたとおっしゃっていましたが、他の現場でもここまで密接に関わり合うことはあるのでしょうか? それとも今回が特別な現場だった?

八村 僕はそもそも経験が少ないのですが、前の作品は幸いなことにスパンが長かったので、共演者の方と仲を深めることができました。ですが、今回の現場は正直「仲を深められるかな?」と思っていたのですが、まさかの地方で宿泊しての撮影で。しかも、ホテルとかではなく、ひとつ屋根の下での生活だったんですよ。

岐洲 『テラスハウス』みたいな感じだったよね。

八村 そうそう。みんなで集まれるような共用スペースには掘りごたつがあったり、一緒にお風呂に入れる大浴場があったりしたので、とても濃い時間を過ごすことができました。今回の現場はものすごく恵まれているなと感じました。

岐洲 僕も毎日のように一緒にお風呂に入って、一緒にご飯を食べて、語り合って寝るというのは初めてでしたね。舞台だと、稽古場ではガッツリ話せるけど、周りに人もいるので1対1で話せないことも多いですし、さすがに裸の付き合いなんてこともなかったので、貴重な経験でした。

倫太郎とは、掘りごたつや大浴場で役についてよく話していたのですが、その時間があったことが僕にとっては大きかったです。

八村 話すことによって、整理されますよね。

岐洲 本当にその通りで、現場で何か悩みが生まれても、その日のうちに二人で話して整理することができるので、次の日には悩みが一切ない爽やかな気持ちで現場に向かうことができました。

あと、いいシーンが撮れた日は、倫太郎と大浴場で「良かったな、あのシーン」って語り合うこともよくありました。

八村 「匠くんのあの目が良かった」とか。

岐洲 「お前の目も良かったよ」みたいな感じで。

八村 お互い素っ裸でね(笑)。

岐洲 今思うと、恥ずかしいね(笑)。

――(笑)。共同生活を送る中で気付いた意外な一面などありましたか?

岐洲 じつは倫太郎って、めちゃめちゃ頭がいいんですよ。中学生の頃は、3年間オール5だったんです。

八村 これ今日のインタビューで5回くらい言っています(笑)。

岐洲 いや、もっと言っているかもしれない(笑)。

八村 もう自分の自慢のように言ってくれて(笑)。

岐洲 (笑)。みんなで人狼する時とか、人が変わったように頭のいい喋り方をするんです。それがちょっと怖かったです(笑)。

八村 『WATWING』のメンバーでもよく人狼しますし、前の現場でもよくしていたので、そこで鍛えられましたね。今回の現場では誰が強いんだろうと思って、真剣にやっちゃいました。

――では、八村さんが気付いた岐洲さんの意外な一面は?

八村 匠くんはしっかり者に見えて、私生活ではちょっとダメなところがあるのが愛おしかったです。

岐洲 ダメなんだよね~。

八村 (笑)。でも、結構似ているところも多くて。おしゃべり好きなところも、ちょっとだらけちゃうところも。一緒に過ごしていけばいくほど、「似ているかも」と思うところは増えていきました。それか、もしかしたら似てきたのかも?

岐洲 確かにそれはあるかも。

寺林 沙樹

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