――皆さんが演じるキャラクターが歌うカントリー風味のOPテーマがまたすごくいい曲なんですよね。こちらの曲を聞かれた時の印象はいかがでしたか。
▲メインキャラ4人がボーカルを務めるオリジナルユニット「MUG-MO」のデビュー曲『扉を開けたら』。
田中 歌詞も陶芸や姫乃の気持ちに寄り添ってくれたような内容で、この4人にぴったりな感じがしました。でも、まさか自分たちのキャラクターがOPを歌うとは思っていなくて……。
芹澤 今っぽくない曲調が良いですよね。
若井 アニソンって感じじゃないもんね。
本泉 本当に懐かしみがある感じで。
――こちらの収録時のエピソードなどは何かありますか。田中 レコーディングは4人バラバラだったんですけれど。すごい褒めてくれるスタッフさんがいて(笑)。
芹澤 そうそう!
田中 多分みんなに言ってくれてたんだろうけど、「今日は田中さんの歌声を聴くのをめっちゃ楽しみにしていました!」みたいなことを言ってくれて、こちらを盛り上げてくれました。
――では、アフレコはいかがでしたか。やはり皆さんバラバラの収録?本泉 全員ではなかったんですが、4人は基本的には一緒でした。
若井 おっしゃるとおり、今は別録りが多いんですが、この作品だけは4人でずっと会話をしていて、今まで通りのアフレコができてすごくありがたいなって思っていました
――この4人の関係は、密じゃないと出せない感じがしますよね。若井 そうですね、この空気感は。
田中 監督もすごく一人ひとりのキャラクターへの思い入れとかをたくさんお話してくださるので。スタッフの皆さんの『やくも』愛の深さを、アフレコ現場でめちゃくちゃ感じていました。
――では最後に、放送を楽しみにされているファンにメッセージをお願いします。田中 アニメと実写の二階建てで30分番組になっている作品って結構珍しいなと思うんです。パステル調のほんわかしたアニメの後は、私たちがカメラの存在を忘れて多治見を観光します。どちらも、ぜひぜひ楽しんでください!
芹澤 こんな世の中で今は旅行とかも行きづらいですから、この作品で多治見の観光気分を味わってください。きっと1週間の楽しみになるんじゃないかなって思います。
若井 疲れた時に観ると染み渡る感じで癒やされると思うので、ゆるく観ていただけたら嬉しいです。
本泉 まさに観てほっこりする、微笑ましさが詰まった作品なので、お家時間のお供にしていただきたいんですが、実写パートではちょいちょい私たちが美味しいものをいただくので、何か食べながら観てもらったほうがいいかもしれません。
田中 飯テロタイムになるかも!?
――っていうくらい食べてるんですね。
田中 めっちゃ食べてますよ!
――食べっぷりも楽しみにしています(笑)。
(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会