• 女優・蒔田彩珠が初めて挑んだ声優業を語る『神在月のこども』
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2021.10.13

女優・蒔田彩珠が初めて挑んだ声優業を語る『神在月のこども』

『神在月のこども』で主人公のカンナ役を演じた蒔田彩珠さん 写真/井上大輔


――今作は泣くシーンも出てきますが、声だけで泣く演技というのはいかがでしたか?

蒔田 凄く難しかったですね。映像の演技とは違って実際には自分が泣いてないので、息が等間隔のリズムになっちゃったりして……。アニメを観て、プロの声優の方達の泣くシーンを真似して勉強をしました。

――逆に、上手く出来たなというシーンはどこでしょうか?

蒔田 終盤にカンナの負の感情が爆発するシーンがあるのですが、ここは悲しいセリフが多くて。気持ちが乗せやすかったシーンで、一番NGが少なかった気がするので是非注目してほしいですね。

――今回演じていた感じた、カンナの魅力を教えてください。

蒔田 カンナは年齢よりも大人びているところがあって。お母さんを亡くしてお父さんと二人暮らしということもあり、自分が明るくいなきゃ、しっかり頑張らなきゃと思っているんです。けれど、子供らしい素直な部分もあったりして。観ていて勇気を貰えるような、芯のある姿が魅力だと思います。

――最後まで演じてみて作品への印象は変わりましたか?

蒔田 最初に脚本を読んだ時は、走ることで物語が進んでいくシンプルなお話なのかなと思っていたのですが、実際に演じてみて、出逢いや別れが印象深い作品だと感じました。ただ辛いだけではない、自分にとって前に進むための別れがあったり、良い出逢いもたくさんあったり……。脚本を読んだ時と完成作を観た時とでは印象が違いましたね。

――自分をカンナに投影しながら、各地での出逢いを通して一緒に旅をしている感覚にもなれる作品ですよね。走るといえば、蒔田さんは走るのお好きですか?

蒔田 好きでしたね。今は走る機会がないから分からないんですが、小・中学生の時は走るの好きで。運動会はリレーの選手になるのに必死でした。マラソンはあまり得意ではなくて、運動会の短距離走で活躍するタイプです(笑)。

――今後マラソンに挑戦されたりは?

蒔田 うーん、マラソンは体力がそんなにないのできついですね(笑)。でも、久しぶりに全力で走りたいです! 学生の頃は(50m走で)7秒台でしたが、今の自分がどのくらい走れるのか気になります。

――蒔田さんならまだ走れる気がします。今作はたくさんの神様が登場しますが、ご自身が何かの神様になれるとしたら、何の神様になってみたいですか?

蒔田 寝るのが好きなので「睡眠の神様」になりたいですね。寝たいのに寝られない時が一番辛いので、それで困っている人たちを助けてあげたいです(笑)。

――優しい神様ですね。蒔田さんも眠れない時があるんですね。

蒔田 テンション上がっている時とか、次の日が大事なシーンの撮影の時は、寝たいのに寝られないことが多いです。なので、私にも来てほしいです、睡眠の神様(笑)。

――最後になりましたが、映画を楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします。

蒔田 私自身初めての声のお仕事で、収録中に「難しいな」としんどくなることも多かったんですが、その度に、カンナが前を向いて走ろうとしている姿に勇気を貰えました。カンナだけでなく、夜叉やシロの優しさも沁みる作品で、走るだけではないストーリーの進め方にも注目していただけたらと思います。観たら、「頑張ろう、諦めちゃだめだな」と勇気づけられる作品になっていると思いますので、是非劇場でご覧になっていただけると嬉しいです。

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<プロフィール>
蒔田彩珠(まきた あじゅ)
8月7日生まれ。ユマニテ所属。主な出演作はドラマ『おかえりモネ』、映画『三度目の殺人』、『万引き家族』、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』など。映画『朝が来る』では、第15回アジア・フィルム・アワード助演女優賞など数々の映画賞を受賞。声優業は『神在月のこども』が初めてとなる。

(C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

アニメージュプラス編集部/写真:井上大輔