• 舞台『千と千尋の神隠し』醍醐虎汰朗&三浦宏規が惚れ込むハクの魅力
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2022.01.24

舞台『千と千尋の神隠し』醍醐虎汰朗&三浦宏規が惚れ込むハクの魅力

(左から)ハク役を演じる三浦宏規さん、醍醐虎汰朗さん 撮影/大山雅夫


――ハクの魅力や千尋との関係について、どう思われていますか。

三浦 ハクが嫌いな人って、100人中1人もいないと思うんです。それくらい魅力にあふれている役だなと思います。人間の姿はもちろん、竜になった姿もカッコ良くて美しいですし。
千尋から見ると、とても頼りになる存在なのですが、その一方で彼は自分の名前を思い出せず、本来自分がいるべき場所に戻れない儚い存在でもあるんです。そこもハクの魅力に繋がっているのかなと思います。

醍醐 僕の思っていることも、三浦さんとほとんど一緒です。作品は千尋というフィルターを通して物語を観るように出来ているので、彼女を助けてくれる存在って必然的にカッコ良く見えるんですよ。顔も所作も王道のカッコよさですよね。顔はメイクで何とかならないかな、頑張ります(笑)。
▲誰もが魅力を感じるハクを醍醐さん、三浦さんはどのように演じるのか、期待が高まる。 (C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

――帝劇の舞台に立つということについて、どう思われますか。

醍醐 帝国劇場という名前は、この業界にいる人なら誰もが知っている劇場だと思っています。そんな舞台に『千と千尋』という作品で初めて立てるというのは凄く幸せだなと思うんですが、やっぱり若干怖さみたいなものはあります。舞台は生ものなので何があるか分からないですし、それこそ本当に魔物が棲んでいるのかもしれないですし。
基本的にポジティブな性格なので、「やることをしっかりやっていれば何とかなるっしょ!」と思ってはいるんですが、劇場の重みがいい具合にプレッシャーをかけてくれて気を引き締めてくれると思うので。楽しみです。

三浦 光栄であると共に、脚がすくむ感じがありますね。舞台という仕事をやればやるほど、その偉大さを感じるので……。
帝国劇場は最近ミュージカルばかりやっているので、『千と千尋』の話になると「ミュージカルなんでしょう?」と言われるんです(苦笑)。この機会に「今回は違いますよ」と、皆さんにお伝えしたいです。

――とはいえ、オーディションには踊りもあったんですよね?

三浦 どうなるんでしょうね、ハクを表現にするにあたってダンスを取り入れた方が伝わりやすいなら精一杯やりますので。

醍醐 人から龍になることを表現するとしたらダンスや舞を取り入れるしかないのかなと。でも、経験者じゃない僕はダンスが増えれば増えるほど居残り練習しないといけないので、睡眠時間が減っていくかも(笑)。

――オーディションの時はどうだったんですか。

醍醐 僕、本当にダンスは未経験なんです。でも2週間あったのでみっちり友人に教えてもらって数をこなして何とか形にしました。

――千尋役を演じる橋本環奈さん、上白石萌音さんの印象は?

醍醐 初めてポスターを見た時、すごくびっくりしたんです。「(二人は)本当の千尋だ!」と思って。あのビジュアルを見て、今回の舞台は本当に現実だったんだ、と強く感じましたね。

三浦 まだ想像がつかないんですが、頼りがいはありますよね。ちゃんと舞台を支えられる二人だと思いますので、自分もそれを助けられたらなと思います。

――(製作発表の)登壇者の中で共演を楽しみにしている方は?

三浦 皆さん、本当に楽しみなんです。今まで一方的に尊敬していた方ばかりで緊張したんですが、本当にフレンドリーに接してくださってホッとしています。

醍醐 もちろん皆さんですが、強いて言うと菅原小春さんです。出演決定のコメントで、お一人だけ「I LOVE YOU」とだけ書いていたのがカッコよくて気になっています。一言で世界観を伝える「個の強さ」が僕にはないので、凄いなぁと。

醍醐虎汰朗/メアメイク:七絵 スタイリング:MASAYA
パンツ 4万700円 (AOI WANAKA) ※税込価格 その他スタイリスト私物

三浦宏規/ヘアメイク: Aki スタイリング:小田優士

>>>醍醐さん&三浦さんのアナザーカット、アニメ『千と千尋の神隠し』場面カットを見る(写真9点)

アニメージュプラス編集部

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