【斉藤さんが学生時代に夢中だったことは?】――本作にちなみまして、斉藤さんの「エゴい」部分を教えてください。斉藤 『ブルーロック』の面々ほどではないですが、わりと自分もエゴい部分があるというか、頑なな性格だと思っていて。姓名判断や占いをすると、だいたい「頑固」って出るんですよ。たとえば、子供の頃工作では「自分はこれが作りたい!」というのが明確にあるタイプで、それを作り終えないと気がすまないみたいなところがありました。
今は声優業に出会って「柔軟さ」の大切さを理解できたのですが、いまだに「今日は絶対にお寿司が食べたい」と思ったら、何としても叶えようとしますね(笑)。
――『ブルーロック』のキャラクターたちがサッカーに打ち込んでいるように、斉藤さんが学生時代に夢中になっていたものを教えてください。斉藤 学生時代は、いろいろなものに夢中になってきましたね。小学生の頃なんかは、休み時間にサッカーやドッジボール、放課後にカードゲーム……と何にでも夢中になっていました。
でもこの質問で一番に思い浮かぶのは、やっぱりバンドですね。中学、高校と趣味でバンドをやってきたのですが、その当時はミュージシャンか作家になりたいと思っていました。ですが、「ミュージシャンとして成り上がってやるぜ!」という感じではなく、「素晴らしい音源を作って演奏したい」という気持ちが大きかったので、学生時代は自分で曲を書いて、歌って、演奏して……ということを純粋に楽しんでいましたね。
――曲を生み出すことに夢中だったんですね。斉藤 はい。高校のときはギター、ボーカル、ベース、ドラムは打ち込みでやっていて、ライブで絶対にできないような音をいっぱい作ることが楽しかったです。
ギター担当の子のおじさんの倉庫によく集まって、バンドのメンバーと多重録音したりしていたのが、今振り返るとすごく青春だったなと思います。
――最後に、本作を心待ちにしているファンの方にメッセージをお願いします。斉藤 原作ファンの方には「やっとお届けできます!」と胸を張って言えるクオリティに仕上がっていますし、アニメで初めて作品に触れる方にも、いい意味で突き抜けた他に類を見ない作品となっておりますので、満足していただけると思います。
背中を押してくれたり、癒やしをくれたりする作品というよりは、刺激に飢えている方にピッタリの非常に濃い味付けの作品となっておりますので、毎日何か物足りないと思っている方に、ぜひ堪能してもらいたいですね。絶対に観て損はさせないと確信しております!
原作共々、アニメ『ブルーロック』も何卒よろしくお願いいたします!
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