仲村宗悟さんの6thシングル『WINNER』が11月16日にリリース! 表題曲は、毎週土曜日25時30分よりテレビ朝日系全国ネット “NUMAnimation枠” にて放送中のTVアニメ『ブルーロック』のエンディング主題歌でもある。仲村さんが楽曲に込めた思いや、制作秘話などをたっぷりお聞きしました。
――表題曲の『WINNER』は仲村さんが作詞・作曲を担当されていますが、制作の際にタイアップソングとして意識されたことなどありましたら教えてください。
仲村 今回、ありがたいことに『ブルーロック』の主題歌を書いていただけませんかというお話をいただきまして。「オープニングがアップテンポな曲なので、エンディングは試合後のクールダウンのようなイメージで、曲調的には落ち着いたチルな感じでお願いします」というオファーを受けて、まずは「チルって、そもそもどういうものなんだろう」といろんな曲を聴いたり調べたりするところから始めました。
歌詞は、チルな曲調に反して結構尖った内容になっています。それは、『ブルーロック』の世界観――エゴの塊のような人たちばかりが集まっている中で勝ち抜いていくという作品なので、とくに主人公の潔世一のガツガツした心情を描けたらと思いながら書いていきました。
――アニメでも音楽を担当されている村山☆潤さんが、『WINNER』の編曲にも携わっていますね。アレンジの面などでお話しされたことがありましたら教えてください。
仲村 村山☆潤さんは、今までにリリースした僕の楽曲でもアレンジを担当してくださっているので、アニメの劇伴もワクワクしながら楽しく聴かせてもらっています。
この曲に関しては、「村山さんが思ったものを投げてください」とお願いしたら、今の完成形に近いものが返ってきて。細かいところは相談しましたが、ほぼそのまま行かせていただきました。
――レコーディングはいかがでしたか?
仲村 ゆったりとした曲調なので、かっちりしすぎない歌い方を意識しました。この曲は僕の楽曲の中で初めて、コーラスワークと本線がサビでクロスしてるんです。本線のほうは、のびのびと歌唱していて、コーラスのほうは、ライブとかで自分の後ろで3人くらいの人がスタンドマイクを立てて歌っているイメージで入れさせてもらいました。
――仲村さんは『ブルーロック』に我牙丸吟役として出演もしています。アニメも楽しみにしているファンに向けて、作品の見どころをお伺いできますでしょうか。
仲村 この作品はサッカー作品ではあるんですけど、バトルもののようなイメージが僕にはあって。登場人物たちはみんなすごく “勝ち” に飢えていて、一見、やる気のなさそうなキャラクターもいるんですけど、ことサッカーに関してはすごく熱くなったりするんです。僕自身、ゲームでもなんでも結構負けず嫌いで、本気でやりたいタイプなのでキャラクターたちの気持ちがすごく分かります。
日常生活で緩んだ気持ちを正してくれるような、気合を入れてくれるような作品になっていると感じるので、皆さんにもこの作品を観て熱くなってもらえたらと思っています。
――仲村さんご自身は、今までサッカーに触れられた経験はありますか?
仲村 サッカーは体育の授業でやったり、あとは声優業界にはサッカーが好きな人が多いので、フットサルに何度か参加させてもらったりしたことがあります。僕は中学時代にハンドボール部だったので、足を使う球技はそんなに得意じゃなかったんですけれど、『ブルーロック』を読み始めて、サッカーを観戦したりするのが好きになりました。
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