• 「アニメージュとジブリ展」名古屋展が4月22日より松坂屋美術館で!
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2023.04.12

「アニメージュとジブリ展」名古屋展が4月22日より松坂屋美術館で!

(C)Studio Ghibli (C)Kanyada

「アニメージュとジブリ展」名古屋展が2023年4月22日(土)より愛知県名古屋市の松坂屋美術館で開催される。主催は中京テレビ、松坂屋美術館、中日新聞社だ。

月刊『アニメージュ』(徳間書店)は1978年5月26日に創刊された日本初の本格的商業アニメ雑誌。
アニメ雑誌のパイオニアとして、それまで作品の裏方として決して脚光を浴びることのなかった業界内部、作家や制作に関わる人をクローズアップしてきた。
『風の谷のナウシカ』(1984年)のアニメーション映画化でスタジオジブリ設立のきっかけとなった同誌は、2023年に創刊45周年を迎える今もアニメとファンをつなぐ橋渡し役だ。

ジブリことスタジオジブリは1986年に創立された日本のアニメ制作会社。
宮崎駿と故・高畑勲を中心に『天空の城ラピュタ』(1986年)、『となりのトトロ』(1988年)、『火垂るの墓』(1988年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)、『かぐや姫の物語』(2013年)などを世に送り出し、国際的にも評価が高い。
『風の谷のナウシカ』は厳密にはスタジオジブリ制作ではないが、広義のジブリ作品として扱われている。

「アニメージュとジブリ展」は雑誌『アニメージュ』創刊当時からスタジオジブリが設立された1980年代後半に焦点を当てている。まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、1979年に登場した『機動戦士ガンダム』の大ヒットによりアニメが大きく飛躍するブーム期。そして、当時『アニメージュ』編集部員だった鈴木敏夫(現スタジオジブリ・プロデュサー)が後のジブリにつながる高畑勲・宮崎駿両監督を見出し、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』の映画製作に傾倒するまでの道のりを紹介する。
東京を皮切りに全国巡回中の展覧会がついに名古屋初上陸となる。
※展示内容などは変更になる場合あり。ご了承を。

「HIGHLIGHT 1 アニメージュ誕生!~テレビまんがからアニメブームへ」では、1970年代後半から80年代にかけてのアニメブーム勃興期を、アニメ同人誌、雑誌、ポスター、グッズ、セル画コレクションなどの展示から振り返る。また『アニメージュ』創刊号を大々的に拡大展示する。

「HIGHLIGHT 2 アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた~ガンダムが変えた歴史」では、『アニメージュ』がガンダムブームをどう伝え、ファンがどう受け止めたのかを誌面の拡大展示やレイアウト、美術監督中村光毅氏によるイラストを展示することによって当時を振り返りる。

次は「HIGHLIGHT 3 加速するアニメブーム~拡大するアニメージュ」。ガンダムによって加速したアニメブームは、若い作り手が参加した作品が増えるなど、さらなる発展を続ける。また『未来少年コナン』『ルパン三世 カリオストロの城』『じゃりン子チエ』など、高畑、宮崎両監督がジブリ以前に制作した作品も紹介する。さらに本エリアでは、鈴木敏夫の志向性が色濃く出た「表紙」と「付録」のギャラリーも楽しめる。

「HIGHLIGHT 4 ナウシカへの道~一冊の雑誌から映画が誕生」では、1982年2月号の原作マンガ連載開始を経て、1984年に映画「風の谷のナウシカ」が誕生、その後スタジオジブリが作られる道のりを振り返る。

展示の見どころとして、アニメージュの表紙がエントランスを飾り、表紙から飛び出す迫力ある『となりのトトロ』のネコバスが来館の来場者をお出迎え(※写真撮影可能)。
また初期ガンプラによる『機動戦士ガンダム』の名シーンを立体で再現。
造形作家・竹谷隆之が監修を手掛けた『風の谷のナウシカ』に登場する「風使いの腐海装束」「朽ちゆく巨神兵」のジオラマも展示される(※写真撮影可能)。

名古屋近郊の方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。

>>>「アニメージュとジブリ展」名古屋展の画像を見る(画像12点)

(C)Studio Ghibli (C)Kanyada
(C)創通・サンライズ
(C)1984 Studio Ghibli・H

アニメージュプラス編集部

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