• 吉野裕行が語った「らしさ」が光る2年ぶりの新ミニアルバムの魅力
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2023.04.20

吉野裕行が語った「らしさ」が光る2年ぶりの新ミニアルバムの魅力

5thミニアルバムを4月19日にリリースした吉野裕行さん(C)Kiramune Project


――5thミニアルバムのタイトルは『2022/07/28~2023/02/26』。日付がタイトルになっていますが、どのような意味が込められていますか?

吉野 タイトルはいろいろ考えて、最初に僕が提出したのは『ほぼ宮崎産』。今回、結構フルーツの楽曲が入っているし、6曲中5曲は宮崎さんに作ってもらっているからいいかなと思ったんですけど、一応ご本人に確認してもらったら「ちょっとそれは……」と言われてしまい……(笑)。

俺はあんなに真剣に考えたのになって残念に思いつつ、スケジュールを見ながら今回の音楽活動を振り返っていたら、素直に音楽に携わった時間をちゃんとここに書きたいなと感じたんです。
実はこの間って、事務所を移籍したりフリーになったりしていて……その中で音楽も作っていたんですよね。なので、最初の曲のプリプロから最後の曲のレコーディングまで、音楽と向き合っていた時間をここに書きました。

――そして『旅立つ君と余花とチェリー』のMVは、楽曲の世界観を表現した切なく甘酸っぱいような映像になっています。撮影秘話などがありましたら教えてください。

吉野 本当は全部の曲でMVを作りたいくらいですが、それは難しいので現実的に考えて今回の楽曲でMVを作るなら『チェリー』か『カリスマ』かなと。僕の中で『カリスマ』は劇場版レベルの壮大な映像のイメージだけど、『チェリー』ならドラマのような感じでできるのではと思って決めました。

『チェリー』は青春の思い出が詰まっている曲なので、それを映像で表現するとなった時にちょっとおじさんは入れないなと感じて……この曲で僕が出るMV作るのってめちゃくちゃ難しくないですか?(笑) なので、僕が映像の中で関わるのであれば、こういう形ではどうかと、いくつか提案をして今の形に落ち着きました。
今回の映像はMVを作っている過程で、僕は最終的に主人公の彼に読んでもらうために、仮にナレーションをあてながら映像のチェックをしている、という内容になっています。

――では、あれは吉野さんご自身として出ているということですね。吉野さんの撮影はいかがでしたか?

吉野 あのシーンしかないので、すぐ終わりました。2時間かかってないくらい。

――ロケ弁がいらないくらいの時間ですね(笑)。

吉野 お弁当は食べられなかったけど、ケーキをいただきました。スタイリストさんが急にパリピみたいな眼鏡かけて出てきたから驚きましたけど、誕生日が近かったからお祝いしてくれるんだってすぐ分かって、嬉しかったですね。
メイキング映像にはそんな誕生日の模様や、僕の出演シーンでふざけているバージョンが少し入っているはず。出演者のインタビューも入っているんですが、主役の男の子がめちゃくちゃイケメンでびっくりしました(笑)。

――2023年8月28日にアーティスト活動10周年をお迎えになります。これまでのアーティスト活動を振り返っての感想などお聞かせください。

吉野 10年のうち2年間は休んでいるので、自分の中では10周年という感じはまったくなく……5周年のライブを7年目にやっているので、10周年も後ろに倒してと思ったくらい。お休みを挟んでレベル1に戻った感じなので、また今から始めるしかないかな、という気分です。
とはいえ、過去にやった経験がどこかに残っているし、一緒にものを作ってきたスタッフさんたちがいてくれるから、それが助けになると感じています。

『アドレセンス』を作ったあたりから感じているのですが、音とか音楽ってみんなの人生の出来事と一緒に記憶に残りやすいものだと思うので、僕が作っている楽曲のどれかがみんなのそういう一瞬にちゃんと寄り添うものであったら嬉しく思います。本当にただそれだけですね。

>>>吉野裕行さん5thミニアルバムのジャケットなどを見る(写真4点)

(C)Kiramune Project

アニメージュプラス編集部

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