• 【音楽詩 火垂るの墓】速水奨&石川由依+オーケストラの共演で甦る名作の世界
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2023.07.24

【音楽詩 火垂るの墓】速水奨&石川由依+オーケストラの共演で甦る名作の世界

(C)野坂昭如/新潮社,1988

今秋9月17日(日)、兵庫芸術文化センター管弦楽団による音楽詩『火垂るの墓』公演が、兵庫県立芸術文化センター大ホールでの開催が決定。現在チケットが発売中だ。新たな音と声に得て甦る名作アニメの世界とは、どのようなものなのだろうか。

『火垂るの墓』は、作家・野坂昭如が自身の戦争体験を題材とした1967年に「オール読物」で発表された短編小説。兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に戦火の下、親を亡くした14歳の清太と4歳の妹・節子が二人だけで終戦前後の混乱の中で生きようとしたものの、悲劇的な結末を迎えていく姿が描かれていく。
また本作は1988年に、スタジオジブリ制作で高畑勲監督が劇場アニメ化。徹底的なリアリティを追求しながら、戦中の日本を生きぬこうともがく兄弟の姿を描ききったこの作品は、日本のみならず世界各国で高い評価を受けている。

その名作の世界が、巨匠・間宮芳生作曲による『火垂るの墓』映画音楽のオーケストラ演奏&朗読という形で描く「音楽詩」として甦る。
注目のキャストは兄・清太役を速水奨、そして妹・節子役を石川由依が朗読出演。そして間宮芳生の意思をうけ、作曲家・山下康介が映画音楽に新たな構成・編曲を施していく。
▲左より、速水奨(清太役朗読)、石川由依(節子役朗読)

さらに物語の進行に連動する形で、アニメ映画『火垂るの墓』の名場面(静止画像)が舞台上のスクリーンに投影され、ストーリーへの没入感はさらに高められる。

物語の舞台である西宮(兵庫県立芸術文化センター)から、地元オーケストラ(兵庫芸術文化センター管弦楽団)によって令和の世に描かれる、新たな『火垂るの墓』の世界。豊かな音楽と声によって、あの兄妹の命の火が新たに灯される――。

(C)野坂昭如/新潮社,1988

アニメージュプラス編集部

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