• 【本日開催】「金曜ロードショーとジブリ展」で作品世界に迷い込む楽しさ
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2023.06.29

【本日開催】「金曜ロードショーとジブリ展」で作品世界に迷い込む楽しさ

(C)Studio Ghibli

6月29日より東京・天王洲の寺田倉庫B&C/Eホールにて「金曜ロードショーとジブリ展」が開催。同じ1985年に生まれた映画番組との歩みを振り返りながら、スタジオジブリが生み出してきた作品の魅力を新しい形で提示する展示内容を紹介してみたい。

本展示は、これまで200回以上スタジオジブリの作品を放送し続けている日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の歩みをたどりながら、ジブリ作品の魅力を紹介する展覧会。「金曜ロードショー」がスタートした1985年はスタジオジブリが “スタジオ開き” を行い、また特別番組として『風の谷のナウシカ』が日本テレビで地上波初放送した年でもある。その縁深き関係を紐解きながら、ジブリの世界を体感できる4つのエリアを楽しむことができる。

では、さっそく本展示の内容を駆け足で紹介していこう。
入口を通り、まず目にする黒い扉の向こうには、スクリーンが設置されたシアターゾーンが。そこで上映されるのは、鈴木敏夫プロデューサーによって宮﨑駿監督の出会いから「金曜ロードショー」との関わりまでを語ったショートムービー。上映が終わると新たな扉が開き、「金ロー」とジブリの誕生から今日までの歩みをたどるヒストリーゾーンへと足を進められる。
各作品のデータベースや貴重な絵コンテといった資料と併せて、公開時の世相・風俗などをテキスト・アイテム・映像などをまじえて紹介していくスタイルは、まさにテレビ局主体ならではの持ち味といえる。そのひとつひとつを細かくチェックしていくだけで楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまうだろう。

ヒストリーゾーンを抜け、階段を昇ると「ジブリ映画ポスタースタジオ」が。

ここはスタジオジブリ作品のポスタービジュアルの中に、自分が入って撮影することができるフォトスポット。ポーズを決めれば、誰もが主人公気分が味わえる素敵な空間なのだ。
周りに飾られた、ジブリ関連作品のポスターもぜひチェックしてみよう。

次のエリアは「ジブリの幻燈楼」。2018~2019年に開催された「ジブリの大博覧会」富山展のために制作された巨大な幻燈が、東京に初登場となった。
ガラスに光を照射することで、ジブリのキャラクターたちが幻影のようにエリアの壁を駆け抜けていく。音と光に包まれながらジブリ作品の世界を体感でき、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

ショップコーナーを抜けて、胞子が浮かんだ暗い通路を抜けると、そこは「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」。

ここは世界が注目する造形作家・竹谷隆之氏らが、「金ロー」とスタジオジブリを結ぶヒストリーの原点となる『風の谷のナウシカ』(84年)に登場する「腐海」の空間を巨大な造形物で表現したエリア。圧倒的なリアリティとボリュームで迫る王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどに囲まれていると、自身が『ナウシカ』の世界に迷い込んだような錯覚に陥りそうだ。

まさにジブリの世界を体感できるこの展示内容には、ジブリファンならずとも思わず心奪われるはずだ。

>>>スタジオジブリの世界をまるっと楽しむ!「金曜ロードショーとジブリ展」展示内容を見る(写真20点)

(C)Studio Ghibli

アニメージュプラス編集部

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