• 【名作アニメの夏】『AIR』京都アニメーションの実力を知らしめた出発点
  • 【名作アニメの夏】『AIR』京都アニメーションの実力を知らしめた出発点
2023.08.01

【名作アニメの夏】『AIR』京都アニメーションの実力を知らしめた出発点

(C)VisualArt's/Key/翼人伝承会

ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」にて、8月11日(金)から8月14日(月)の4日間連続、特別企画「家でもできる!アニメで陽な夏体験」と題して夏にちなんだイベントや体験が登場するアニメ4作品が無料配信される。
その中の1作『AIR』は、京都アニメーションというスタジオの存在を広くアニメファンに知らしめるきっかけとなった、今こそ見返したい〈夏の名作〉だ。

『Free!』シリーズ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ、『響け!ユーフォニアム』シリーズなど、ドラマチックな物語を緻密で美しい作画で描き出すアニメスタジオとして、多くのファンに支持され続けている京都アニメーション。
この夏、ニコ生の特別企画として8月13日(日)に全12話が一挙に無料配信される2005年の作品『AIR』は、京都アニメーションという名前が多くの人に知られるようになった「出発点」と位置づけることができる。

人形芸を生業に町から町へと旅をしている青年・国崎往人。彼には、手を触れずに人形を動かせるという不思議な「力」があった。
人なつっこく無邪気に笑う少女・神尾観鈴との出会いをきっかけに、往人は海に面したとある町で暮らし始める。
夏の情景の中で穏やかに流れる日々、それぞれに事情を抱えた少女たちとの出会い、そして観鈴が隠していた不思議な、そして切ない「秘密」とは?
やがて往人が知ることになる真実、それは「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束を果たすための短い夏の物語――。

原作はファンタジー要素と感動的なシナリオが織りなす「泣きゲー」として支持を集めた、名作恋愛アドベンチャーゲーム。その独特の詩情や透明感を感じさせる作品世界を、京都アニメーションは細部までこだわり抜いた作画や背景美術、原作に最大のリスペクトを捧げたストーリー構成や演出で、当時のTVシリーズの水準を遙かに超えるハイクオリティなアニメーションへと再構築した。

(C)VisualArt's/Key/翼人伝承会

アニメージュプラス編集部

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