• イメージを守りつつ自分が演じる意味のあるゾフィーに 武内駿輔インタビュー
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2022.04.28

イメージを守りつつ自分が演じる意味のあるゾフィーに 武内駿輔インタビュー

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

2020年からYouTubeで配信され、衝撃のラストで幕を閉じた『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』。その続編である『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』の国内独占配信が、4月29日(金)からTSUBURAYA IMAGINATIONでスタートする。『大いなる陰謀』からウルトラ兄弟の長男・ゾフィーを演じる武内駿輔さんに、インタビューを敢行。ウルトラマンシリーズの大ファンである武内さんのシリーズやゾフィーへの熱い想い、『運命の衝突』の見どころを語っていただいた!

>>>『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』場面カットや武内駿輔さんを見る(写真7点)

◆作品づくりの裏側に魅了されて◆


――武内さんは『大いなる陰謀』出演時に、「平成より昭和ウルトラマンを見て育ちました」とコメントを寄せていらっしゃいました。ウルトラマンシリーズの原体験についてお聞かせください。

武内 ウルトラマンは物心がついたときから大好きでしたね。父がウルトラマン好きだったので、遊園地のヒーローショーに連れて行ってもらってサイン色紙を集めたり、『ウルトラマン大百科』といった本を買ってもらったりしていて。世代的には『ウルトラマンコスモス』がリアルタイムで触れた最初のウルトラマンなのですが、初代の『ウルトラマン』は小さいときに全話観ていました。ウルトラマンシリーズだけでなく、ゴジラシリーズや仮面ライダーシリーズなど特撮作品自体が好きで。だんだんと撮影技法に興味を持って、円谷英二さんの伝記を読むなど、作品づくりの裏側に魅了されました。

――技術面にも注目されているんですね。

武内 特撮って今はCGも取り入れていますけど、実際に存在するものを使って表現するところが魅力的だと思うんです。アクションではスーツを着た人間が実際にアクションしたり、ぶつかりあったりしていて、爆破シーンも本物の火薬を使っている。そういったところに惹かれて、大人になってからもずっと好きで観ていますね。

――想像以上にディープな特撮ファンで驚きました(笑)。

武内 でも、関(智一)さんや稲田(徹)さんには全然かなわないですよ(笑)。

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

◆あふれ出るウルトラマン・怪獣への熱い愛!◆

――特に好きなウルトラマンシリーズの作品は?

武内 初代は別格として、『ウルトラマンタロウ』は見た目や主題歌がヒロイックで、ストリウム光線が腕を交差させるのではなく「T」の形で腕全体を使うところも斬新で印象深いです。あと母が主演の篠田三郎さんを見て、僕の祖父に似ていると話していたこともあり思い入れがありますね(笑)。『ウルトラマンレオ』はヌンチャクを使って戦うことに驚いたし、『ウルトラマンパワード』は目が青いウルトラマンや鋭くリデザインされたバルタン星人がスタイリッシュでカッコいいし。『ウルトラマンナイス』も少し抜けているところに親近感を持って、ゲラゲラ笑いながら何度も観ていた覚えがあります。

――ちなみに、印象に残っているお話はありますか?

武内 一つ挙げるなら初代の最終回「さらばウルトラマン」ですね。ゼットンにウルトラマンの攻撃が全く効かず、死んでしまう展開にはやはり衝撃を受けました。最後は人間がゼットンを倒し、ウルトラマンも復活して帰っていく結末は子供のとき「えっ?」と思いましたが(笑)。ヒーローが勝利するお約束をひっくり返したことや、当時の子供たちが夜空に向かって「ウルトラマン、ありがとう!」と別れを告げたという逸話も含めて、『ウルトラマン』をただのヒーロー作品に終わらせなかったところが素晴らしいと思います。あの最終回があったからこそ、『ウルトラセブン』以降の作品にも繋がっていったのかなと。それと単純にゼットンが好きなんですよ。

――怪獣もお好きなんですね。

武内 子供のころは怪獣の絵ばかり描いていました。ゼットンは角と顔の黄色いラインを入れればゼットンっぽく見えるくらいシンプルで簡単に描けるのに、ちゃんと怖く見えるのがすごいなと。

――ほかに好きな怪獣は?

武内 えー、誰だろうな……カネゴンやゴモラも好きだし……特に好きな怪獣というと、レッドキングとエレキングですかね。レッドキングは頭が小さくて可愛い顔をしていて、鳴き声も甲高くて気持ち悪いのに(笑)、腕っぷしが立つのが「こういうパターンもありなんだ!」という驚きがあって。エレキングは電気攻撃を使うところに惹かれました。子供って雷属性に憧れる時期があるじゃないですか(笑)。でも、ジェロニモンだけは今でも嫌いです。

――それはどうして?

武内 人間の味方をしていたピグモンを殺したじゃないですか、ジェロニモンの手下のドラコが。見た目も全然可愛くないし。

――いつかゾフィーとしてジェロニモンと戦う機会があるかもしれません。

武内 ぜひ戦わせてほしいですね! ピグモンの仇を討ちたいです(笑)。

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

アニメージュプラス編集部

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